中国蔵書家のはなし 第二〇回
陳澄中と潘宗周(下) 髙橋 智 さて、前回は潘氏について多くを述べたが、その潘氏と陳澄中とには一つの佳話がある。それは、丁瑜「郇斎携港蔵書回帰知見雑記」(『祁陽陳澄中旧蔵善本古籍図録』 上海古籍出版社 2… 続きを読む »
陳澄中と潘宗周(下) 髙橋 智 さて、前回は潘氏について多くを述べたが、その潘氏と陳澄中とには一つの佳話がある。それは、丁瑜「郇斎携港蔵書回帰知見雑記」(『祁陽陳澄中旧蔵善本古籍図録』 上海古籍出版社 2… 続きを読む »
あだなの具体的な考察の前に 佐藤 文俊 ■大衆の思想・文化状況の一端 あだなの具体的考察にはいる前に、陝西から始まり展開された流賊の構成員が名乗った或いは名乗らされたあだなの背景を理解するためには、この地… 続きを読む »
あだなの分布と分類、個別集団と全体 佐藤 文俊 ■あだなの分布と分類 本稿では「あだな」と平仮名表記をしているが、史料上では本名(「真名」「名」「的名」)に対し、「渾名」「綽名」「混名」「妖名」「外号」「… 続きを読む »
鄭清文とその時代 郷土を愛したある台湾作家の生涯と台湾アイデンティティの変容 松崎寛子 出版社:東方書店 出版年:2020年06月 価格 5,500円 文学の「氷山」を愛惜し、慎重に探査する一冊 八木 はるな 鄭清文は… 続きを読む »
陳澄中と潘宗周(上) 髙橋 智 既に17年も前のことになるが、2004年11月4日~6日、北京昆侖飯店に於いて当時最大の古典籍オークションが開かれた。ひと月も前から送られてきた予告を見ると大変な出物があっ… 続きを読む »
水滸伝の版画⑧ 『天罡地煞図』(下)―渡辺崋山の関わりをめぐって― 瀧本 弘之 前号は『天(てん)罡(こう)地(ち)煞(さつ)図』に描かれた水滸伝の英雄を一部紹介した。同書は刊本2冊で、図像の元は清代の杭… 続きを読む »
あだなの多い理由、なぜ付けたのか 佐藤 文俊 ■前口上 1627(天啓七)年、流賊は陝西北部から始まった。1644(崇禎十七)年、農民反乱の性格を強めた李自成等の集団により、満洲族と流賊、両者への対応で混乱の極にあった… 続きを読む »