書評」カテゴリーアーカイブ

『近代中国思想の執拗低音』評 宮原佳昭

近代中国思想の執拗低音歴史の考え方を振り返る/台湾漢学研究叢書 王汎森 著佐藤仁史 訳出版社:東方書店出版年:2025年4月価格 5,500円 本書は台湾の著名な中国近代思想史研究者である王汎森氏(中央研究院歴史語言研究… 続きを読む »

『革命と親密性』評 小浜正子

革命と親密性毛沢東時代の「日常政治」 鄭浩瀾 編著出版社:東方書店出版年:2024年12月価格 6,600円 現代の中国は、革命の時代から一世代以上が経過し、社会主義の日々は遠い記憶の彼方に過ぎ去ろうとしているようだ。「… 続きを読む »

『果てしない余生』評 窪添慶文

果てしない余生ある北魏宮女とその時代 羅新 著田中一輝 訳出版社:人文書院出版年:2024年12月価格 5,500円 本書の著者・羅新北京大学教授は、中国魏晋南北朝史を中心に、北・中央アジアも研究範囲とし、また墓誌の校注… 続きを読む »

『中国文学の歴史』評 後藤裕也

中国文学の歴史 元明清の白話文学 小松謙 著 出版社:東方書店出版年:2024年9月価格 2,640円 中国文学の「やさくわ」になるか    研究書、ともすればそれは難解で堅苦しく、軽い気持ちで手に取ろうものなら読者の心… 続きを読む »

『信仰と越境のウイグル』評 柴田哲雄

信仰と越境のウイグル「進歩」の共和国から復興のイスラム共同体へ 中屋昌子 著出版社:文理閣出版年:2023年10月価格 2,750円 個人的な話から始めて恐縮であるが、中屋昌子氏と配偶者氏は、ご近所同士ということもあり、… 続きを読む »