香港本屋めぐり 第32回
Kubrick 九龍半島の油麻地(ヤウマデイ)エリアといえば、最近日本でヒットした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』(原題『九龍城寨之圍城』)のロケ地の一つとして知ることになった人も多いのではないだ… 続きを読む »
Kubrick 九龍半島の油麻地(ヤウマデイ)エリアといえば、最近日本でヒットした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』(原題『九龍城寨之圍城』)のロケ地の一つとして知ることになった人も多いのではないだ… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑦ 似た挿絵があり、まったく似つかぬものもある 瀧本 弘之 今回は38幕(齣)「張公掃墳」(張公墓を掃く)、また「張公遇使」(張公は使いに遇(あ)う)から。 牛丞相の使者、李旺が都・洛陽から蔡邕の故郷・河… 続きを読む »
呉覚農と中国茶業復興計画 「お茶といえば中国」「日本茶も元々は中国から伝来した」など、お茶の世界では中国は常に世界のトップランナーだったという認識が強いようだが、20世紀初めは中国茶受難の時代だったことをど… 続きを読む »
「中国古典小説研究会」について ◇会のあらまし 1986年8月に、当時の若手研究者たちが呼びかけ人となり、中国古典小説を研究対象とする研究者が集まって、2泊3日の合宿が開かれました。それをもって発足したの… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑥ 紆余曲折を経て夫の所にたどり着く五娘の苦闘 瀧本 弘之 長丁場もいよいよ後半に差し掛かってきた。 琵琶記の挿絵を辿っていくと、蔡邕と牛氏の二人が牛宰相の意向によって無理やり結婚させられた婚礼の場面「強… 続きを読む »
宝順洋行の買弁たち 宝順洋行(デント商会)に関しては「第23回 台湾烏龍茶を初めてアメリカに直輸出した李春生の謎」でジョン・ドッドが宝順から台湾へ派遣され、その破綻後独自の会社として宝順洋行(ドッド商会)を… 続きを読む »
「東アジア恠異学会」について ◇怪異学ことはじめ 東アジア恠異学会は、西山克氏(京都教育大学名誉教授/日本中世史)が2001 年(平成13)に設立した、「怪異」をキーワードにさまざまな分野の専門家が集まる学術団体です。… 続きを読む »
台北国際ブックフェアと香港 この連載のタイトルは「香港本屋めぐり」。ところが、今回のテーマは台北だ。本連載の第21回では、香港を離れマカオに入り「边度有書,有音樂」を紹介した。この遠征に続き、今回は台湾に飛… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑤ 版本の刊行地が異なると挿絵の作風もはっきり違う 瀧本 弘之 図1は一見すると秋の夜にのんびりと月見をする風景にみえる(「中秋賞月」『陳大来本琵琶記』内閣文庫蔵)。見かけはそうなのだが、描かれた人物の心情… 続きを読む »
幻の品種 F4を追って 3年ほど前、三重県亀山市を訪ねた。目的は戦後の国産紅茶の歴史を尋ねることだった。実は三重県は茶業が極めて盛んであり、その生産量は現在も全国3位。紅茶の歴史も明治初期には日本有数の生産… 続きを読む »