中国古版画散策 第九十一回
『西廂記』の挿絵(下)-3 時代と地域で多様に変貌する挿絵 瀧本 弘之 前回は、「草橋驚夢」までを、主として内閣文庫の熊龍峰本を中心に説明してきた。張君瑞と崔鶯鶯は結婚を許されるが、その条件として君瑞の科挙合格が命じら… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-3 時代と地域で多様に変貌する挿絵 瀧本 弘之 前回は、「草橋驚夢」までを、主として内閣文庫の熊龍峰本を中心に説明してきた。張君瑞と崔鶯鶯は結婚を許されるが、その条件として君瑞の科挙合格が命じら… 続きを読む »
タイ、ミャンマー国境 ラフ族と雲南人の茶 2023年の初め、チェンマイに1か月滞在した際、紹介されて出会ったYok。彼女の話はあまりに興味深かったため、彼女の生まれた村まで連れて行ってもらった。チェンマイか… 続きを読む »
木棉樹(モッミンシュ)出版社と長頸鹿繪本館(チョンゲンロッ・クイブングン) 「本屋めぐり」と銘打っている本連載では、その第15回で本屋ではなく「格子盒作室」という出版社を取り上げた。書店に並ぶ本の作り手がど… 続きを読む »
西澤 治彦 ■リサーチ・研究・学問 これまで教育や研究に関するエッセーをいろいろと書いてきたが、シリーズの最後に、研究者の端くれとして、「研究の流儀」を書きたいと思う。私ごときが自分の研究について語ったと… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-2 逢引は成功するが取り持った紅娘は折檻か 瀧本 弘之 前回まで、両者の「床入り」への経緯を説明した。「月下佳期」(図1)はまさにその場面で、二人の睦みあうさまを猫が振り向いて見ているというとこ… 続きを読む »
西澤 治彦 ■情報の移り変わり 自分にとって役に立つ「情報」をどうやって集めるかは、人間にとって生きていく上で大切な技術である。ましてや研究者の場合、これは研究の質とも関わってくる。というのも、研究という… 続きを読む »
ホーチミン中心街の老舗茶荘 ホーチミンの有名観光地、ベンタン市場を歩いていて急に思い出したのが、ここに老舗茶荘があるという情報だった。確か5年前に探しに来たが、見つからなかった記憶がある。今回は何とか辿り着… 続きを読む »
西澤 治彦 ■読書と読解力 読書を楽しむことと、文章を正確に読解していくのとは、同じ様な行為に見えて、別物だ。もちろん、量をこなすことで質も向上するという意味では、多読は読解力をつける上で必要条件ではある… 続きを読む »
渡日書店(ドウヤッ シューディム) 香港の数ある離島の中で、空港を擁する最大面積のランタオ島は別格として、人口が最も多いのは長洲(チョンザウ)だ。その数はおよそ2万人(2021年の公的調査)。面積は約2.4… 続きを読む »
西澤 治彦 ■文章の本質 文章には、人に読んでもらう文章と、そうでない文章とがある。後者なら好きに書けばいいが、前者ならそれなりの工夫が必要だ。「言葉では言い表せない」という言い回しがあるように、言葉には… 続きを読む »