あだなからみる明終末期の陝西流賊(二十一)
流賊のあだなによる呼称環境の後退 佐藤 文俊 明終末期の流賊は、陝西西北部の逃亡兵士、貧窮化した農民・駅卒等の民衆、回民等の少数民族により構成された多数の集団を指し、崇禎初年より長江以北を流動した。流賊は明の軍事力が強… 続きを読む »
流賊のあだなによる呼称環境の後退 佐藤 文俊 明終末期の流賊は、陝西西北部の逃亡兵士、貧窮化した農民・駅卒等の民衆、回民等の少数民族により構成された多数の集団を指し、崇禎初年より長江以北を流動した。流賊は明の軍事力が強… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑧ 時代を超えて使われる挿絵の不思議な変遷 瀧本 弘之 内閣文庫には、西廂記と琵琶記を「合体」させた版本がある。「合体」といっても具体的には『琵琶記』のあとに『西廂記』をくっ付けた形で、複雑な工夫はしていな… 続きを読む »
台湾と普洱茶 知り合いに誘われて、台湾の苗栗三義に向かった。目的地は世界の靴王と呼ばれた宝成のオーナーが最近作った、宝元紀という施設。彼はビジネスで儲けた資金をかなり普洱茶収蔵に充てたらしく、その一部が見ら… 続きを読む »
「中国史史料研究会」について ◇研究会発足の趣旨 2018年に志学社を創業するにあたり、研究会を立ち上げようというのは当初からの念願でした。 というのも、前世紀の終わり頃から、各大学の中国史専攻などに紐… 続きを読む »
Kubrick 九龍半島の油麻地(ヤウマデイ)エリアといえば、最近日本でヒットした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』(原題『九龍城寨之圍城』)のロケ地の一つとして知ることになった人も多いのではないだ… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑦ 似た挿絵があり、まったく似つかぬものもある 瀧本 弘之 今回は38幕(齣)「張公掃墳」(張公墓を掃く)、また「張公遇使」(張公は使いに遇(あ)う)から。 牛丞相の使者、李旺が都・洛陽から蔡邕の故郷・河… 続きを読む »
呉覚農と中国茶業復興計画 「お茶といえば中国」「日本茶も元々は中国から伝来した」など、お茶の世界では中国は常に世界のトップランナーだったという認識が強いようだが、20世紀初めは中国茶受難の時代だったことをど… 続きを読む »
「中国古典小説研究会」について ◇会のあらまし 1986年8月に、当時の若手研究者たちが呼びかけ人となり、中国古典小説を研究対象とする研究者が集まって、2泊3日の合宿が開かれました。それをもって発足したの… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑥ 紆余曲折を経て夫の所にたどり着く五娘の苦闘 瀧本 弘之 長丁場もいよいよ後半に差し掛かってきた。 琵琶記の挿絵を辿っていくと、蔡邕と牛氏の二人が牛宰相の意向によって無理やり結婚させられた婚礼の場面「強… 続きを読む »
宝順洋行の買弁たち 宝順洋行(デント商会)に関しては「第23回 台湾烏龍茶を初めてアメリカに直輸出した李春生の謎」でジョン・ドッドが宝順から台湾へ派遣され、その破綻後独自の会社として宝順洋行(ドッド商会)を… 続きを読む »