あだなからみる明終末期の陝西流賊(十二)
“世” “地” “山”等を含んだあだな・上 佐藤 文俊 まず表題の意を含んだあだな事例を示そう。 「地」:掃地王、不著地 「世」:争世王、闖世王、乱世王、混世王、渾世王、平世王、掌世王、治世王、改世王、整世王、安世王、… 続きを読む »
“世” “地” “山”等を含んだあだな・上 佐藤 文俊 まず表題の意を含んだあだな事例を示そう。 「地」:掃地王、不著地 「世」:争世王、闖世王、乱世王、混世王、渾世王、平世王、掌世王、治世王、改世王、整世王、安世王、… 続きを読む »
蔵書家と蔵書の源流 ─山東省─(5) 髙橋 智 前回は、孔継涵について、大変珍しい趙岐注孟子のテキストを翻刻したことが特筆される蔵書家であったことを述べた。加えて、第1回で記したように、その孔継涵刊本が上梓されたのと同… 続きを読む »
格子盒作室(ガッジーハップジョッサッ) ●独立書店に並ぶ独立出版社の本 香港の大手書店チェーン――「三中商」と総称される三聯書店と中華書局・商務印書館は出版も手がけていて、その店頭に並んでいるのは自社――「… 続きを読む »
『避暑山荘三十六景詩図』をめぐって① ――殿版版画作成の由来 瀧本 弘之 伊東祐信(1909-1994)・知恵子夫妻と知り合ったのは、相当昔のことだ。40年ほど前だろうか。我々が20人くらいの小さな研究会を作ったとき、… 続きを読む »
多田元吉とインドへ行った梅浦精一 多田元吉が明治の初めにインドに渡り、紅茶産業を視察、日本にアッサム品種、紅茶製法とその機械を持ち帰ったことは、既に第10回で書いている。多田はその後『日本紅茶の祖』などと呼… 続きを読む »
蔵書家と蔵書の源流 ─山東省─(4) 髙橋 智 次に、第1回で述べた、乾隆時代(18世紀)の家刻本(個人が私財で上梓するもの)、『微波榭叢書』で有名な、孔継涵(1739~1783)について紹介しよう。孔氏は、孔子六十九… 続きを読む »
宇宙:“天” “星”等、及び自然現象を含んだあだな・下 佐藤 文俊 事例研究〈満天星〉 ■イメ-ジ 満天の星というロマンティックな情景の他に、鍛冶屋(鉄工)の火花の意が伝えられている。清初、流賊によって滅びた明の史実と… 続きを読む »
界限書店(ガーイハーン シューディム) ▼限界を打ち破れ 九龍半島に界限街(Boundary Street)という道がある。イギリスが香港島と九龍半島の一部を植民地とした後、その北の「新界」を租借地とした。… 続きを読む »
『耕織図』和刻本の周辺③ ―焦秉貞のゆかりの宣教師の人々― 瀧本 弘之 焦秉貞は、山東済南の人という。清代の画家で天文学に通じていた。というのも、彼は宣教師の湯若望の弟子で、欽天監の五官正という官名を持っていた。つまり… 続きを読む »
宇宙:“天” “星”等、及び自然現象を含んだあだな・上 佐藤 文俊 本項目に関連するあだなをまず網羅して記してみよう。 〈天〉字を含むあだな例(第四回「“闖”をつけたあだな」で挙げた闖天王等は省略) 大天王、射塌天、… 続きを読む »