連載」カテゴリーアーカイブ

中国古版画散策 第九十一回

『西廂記』の挿絵(下)-3 時代と地域で多様に変貌する挿絵 瀧本 弘之  前回は、「草橋驚夢」までを、主として内閣文庫の熊龍峰本を中心に説明してきた。張君瑞と崔鶯鶯は結婚を許されるが、その条件として君瑞の科挙合格が命じら… 続きを読む »

香港本屋めぐり 第26回

木棉樹(モッミンシュ)出版社と長頸鹿繪本館(チョンゲンロッ・クイブングン)   「本屋めぐり」と銘打っている本連載では、その第15回で本屋ではなく「格子盒作室」という出版社を取り上げた。書店に並ぶ本の作り手がど… 続きを読む »

中国古版画散策 第九十回

『西廂記』の挿絵(下)-2 逢引は成功するが取り持った紅娘は折檻か 瀧本 弘之  前回まで、両者の「床入り」への経緯を説明した。「月下佳期」(図1)はまさにその場面で、二人の睦みあうさまを猫が振り向いて見ているというとこ… 続きを読む »

情報の流儀

西澤 治彦   ■情報の移り変わり  自分にとって役に立つ「情報」をどうやって集めるかは、人間にとって生きていく上で大切な技術である。ましてや研究者の場合、これは研究の質とも関わってくる。というのも、研究という… 続きを読む »