龍の横顔② 百科事典の龍くらべ
瀧本 弘之 前回、龍の図像として中国のものを取り上げたが、今回は日本のものを中心に取り上げてみたい。 私が龍で思い出すのは、タコである。 ……と言っても食べる章(た)魚(こ)ではなく、飛ばす凧(風筝)… 続きを読む »
瀧本 弘之 前回、龍の図像として中国のものを取り上げたが、今回は日本のものを中心に取り上げてみたい。 私が龍で思い出すのは、タコである。 ……と言っても食べる章(た)魚(こ)ではなく、飛ばす凧(風筝)… 続きを読む »
松宮 貴之 中国思想史に於いて、儒学がその中心潮流として、君臨してきた時代は長い。但し、戦国期に於いて儒墨と並称され、後に姿を消した墨家の淵源となる思想の意義をここでは検討したい。 墨子は、従来「工人集団」から生じた… 続きを読む »
大久保 洋子 何が何でも自分が日本に紹介しなければならない、と思えるような作品に出会うことはさほど多くない。そんな作品にめぐり会い、自分の訳を本の形にすることができたら、それは訳者にとって生涯の幸福と言え… 続きを読む »
瀧本 弘之 今年は辰年ということで、龍が話題になっている。十二年に一度来るわけだが、十二支のなかでは、虎と並んで龍の人気は高い。 私もご多分に漏れず、龍のデザインを借りて年賀状をつくった。厳密にいうと、… 続きを読む »
劉文兵 2023年、第36回東京国際映画祭において、中国の若手監督グー・シャオガン(顧暁剛)は長編デビュー作『春江水暖』(2019)をもって、黒澤明賞を受賞した。それまでの受賞者にベテラン監督や巨匠が多か… 続きを読む »
――陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 (編集部注:「中」の「■【訳出に伴う問題―特に漢字に関する問題】」に続く) 〔そのまま使っても… 続きを読む »
――陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 (編集部注:「上」の「■【本書の特殊事情に伴う問題―複数のテキストがある場合の問題】」、「①原… 続きを読む »
陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 ■はじめに 今回、湯浅邦弘先生をリーダーとして、古賀芳枝、草野友子、中村未来、湯城吉信が各章を訳… 続きを読む »
松宮 貴之 ■甲骨文中の「爻」について 爻は、抽象的に文字を表した記号。甲骨文では教育施設を象徴して用いられている。なお甲骨文字には、「字」の意味の文字はなく、また文()も文字の意味では使われていない(落合淳思『甲骨文… 続きを読む »
中川 諭 私がまだ学部の学生だったか、すでに大学院の修士課程に進んでいた頃だったか、記憶ははっきりしないが、自分自身の漢文訓読の力量をさらに磨きたいと思っていた。中国文学科の学生として、まあ人並みの基礎力… 続きを読む »