『二十四孝図──ふしぎで過激な親孝行/資料集二十四孝図──中国版画』評 金文京
Ⅰ:二十四孝図──ふしぎで過激な親孝行 Ⅱ:資料集二十四孝図──中国版画 海の見える杜美術館 編発行:ロータスプラン出版年:2025年3月価格 3,520円(Ⅰ)2,750円(Ⅱ)※外部サイトに飛びます 本書は両冊ともに… 続きを読む »
Ⅰ:二十四孝図──ふしぎで過激な親孝行 Ⅱ:資料集二十四孝図──中国版画 海の見える杜美術館 編発行:ロータスプラン出版年:2025年3月価格 3,520円(Ⅰ)2,750円(Ⅱ)※外部サイトに飛びます 本書は両冊ともに… 続きを読む »
田中 智行 さきごろ下巻を刊行して完結した『新訳金瓶梅』(鳥影社、全三冊、2018~25)をめぐって、とびきりのエピソードを書けとのご依頼。芸もなくコツコツ翻訳してきただけの身には、毎日早起きして頑張りま… 続きを読む »
「中国古典小説研究会」について ◇会のあらまし 1986年8月に、当時の若手研究者たちが呼びかけ人となり、中国古典小説を研究対象とする研究者が集まって、2泊3日の合宿が開かれました。それをもって発足したの… 続きを読む »
台湾文学の中心にあるもの 赤松美和子 著出版社:イースト・プレス出版年:2025年2月価格 1,980円 台湾文学研究は台湾研究の一部だろうか、それとも文学研究の一部だろうか。 日本の高等教育機関で台湾研究を掲げる専攻… 続きを読む »
西 香織 中国語教育学会主催の中国語教育ワークショップでは、2024年に二度にわたり、論文の投稿、査読に関する講演がおこなわれた。まず2月に名古屋大学の勝川裕子先生が「リサーチクエスチョンの立て方~『中国語教育』への投… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑥ 紆余曲折を経て夫の所にたどり着く五娘の苦闘 瀧本 弘之 長丁場もいよいよ後半に差し掛かってきた。 琵琶記の挿絵を辿っていくと、蔡邕と牛氏の二人が牛宰相の意向によって無理やり結婚させられた婚礼の場面「強… 続きを読む »
果てしない余生ある北魏宮女とその時代 羅新 著田中一輝 訳出版社:人文書院出版年:2024年12月価格 5,500円 本書の著者・羅新北京大学教授は、中国魏晋南北朝史を中心に、北・中央アジアも研究範囲とし、また墓誌の校注… 続きを読む »
「東アジア恠異学会」について ◇怪異学ことはじめ 東アジア恠異学会は、西山克氏(京都教育大学名誉教授/日本中世史)が2001 年(平成13)に設立した、「怪異」をキーワードにさまざまな分野の専門家が集まる学術団体です。… 続きを読む »
明代龍泉窯青磁の研究 柴田圭子 著出版社:吉川弘文館出版年:2025年1月価格 16,500円 本書は明代の龍泉窯青磁に関する研究書である。龍泉窯は中国浙江省の西南部に位置し、粉青色や翠緑色の美しい青磁を生産した窯として… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑤ 版本の刊行地が異なると挿絵の作風もはっきり違う 瀧本 弘之 図1は一見すると秋の夜にのんびりと月見をする風景にみえる(「中秋賞月」『陳大来本琵琶記』内閣文庫蔵)。見かけはそうなのだが、描かれた人物の心情… 続きを読む »