『婦を悼む』評 川島優子
婦を悼む明清哀傷文学の女性像 野村鮎子 著出版社:汲古書院出版年:2025年3月価格 7,150円 婦(つま)を悼(いた)むということ 『金瓶梅』第六十二回、病床に臥していた西門慶の第六夫人李瓶児が二十七歳でその生… 続きを読む »
婦を悼む明清哀傷文学の女性像 野村鮎子 著出版社:汲古書院出版年:2025年3月価格 7,150円 婦(つま)を悼(いた)むということ 『金瓶梅』第六十二回、病床に臥していた西門慶の第六夫人李瓶児が二十七歳でその生… 続きを読む »
下定 雅弘 はじめに 北川進氏と坂口志文氏がノーベル賞を獲得した。北川氏は、「金属有機構造体」(MOF)で化学賞を授賞したが、それには「無用之用」という語が大きなヒントになっていたようだ。朝日新聞2025年10月9日号… 続きを読む »
明代の小僧の神様 福田 素子 倉本聰の『北の人名録』の中に、「いるかい」という一編があります。作家が住んでいる北海道の村に、「いるかい?」と言いながら他人の家に勝手に上がり込むのが癖の「いるかいの婆様」というあだ名の婆… 続きを読む »
媽祖の周辺① 詳細な名所図会 瀧本 弘之 国会図書館に「媽祖」についての歴史的書籍が収蔵されている。媽祖は中国浙江地方を中心とした地域の海神信仰の女神で、その信仰は東アジアに幅広くひろがっている。もちろん日本にも、長崎… 続きを読む »
劉 文兵 2025年10月27日から11月5日までに開催された第38回東京国際映画祭は、中国でも大きな注目を集めた。その焦点となったのは、コンペティション作品の主演を務めた二人の中国のスター女優──ファン・ビンビン(范… 続きを読む »
漢文の中の可愛い幽霊さん・科挙編 福田 素子 ■はじめに 漢文の怪談は、日文の怪談に比べてどうも怖くない、という評判です。「怖さの追求」という点では、「人々を善導する」という役割を背負いがちな漢文の怪談は、確かに少し負… 続きを読む »
近代中国思想の執拗低音歴史の考え方を振り返る/台湾漢学研究叢書 王汎森 著佐藤仁史 訳出版社:東方書店出版年:2025年4月価格 5,500円 本書は台湾の著名な中国近代思想史研究者である王汎森氏(中央研究院歴史語言研究… 続きを読む »
フォルモサを照らす月山脈を越えた帝国 陳耀昌 著石原嘉人 訳出版社:東方書店出版年:2025年10月価格 2,640円 陳耀昌著「開山撫番」三部作の台湾史小説を読む 台湾は標高3,000メートル級の山々が連なる中央山… 続きを読む »
『元曲選』の挿絵 瀧本 弘之 中国戯曲の挿絵について何回か語ってきたが、『元曲選』のそれについてはまだ言及がなかった。今回は、この戯曲版画の基本的文献について、調べてみたい。 中国版画史の泰斗・鄭振鐸(1898-19… 続きを読む »
「日本漢字学会」について ◇設立までの経緯 現在は(公財)日本漢字能力検定協会(以下「漢検協会」)の理事長職にある山崎信夫(以下敬称略)から、漢字を中心として諸分野を横断的に連携する学会を作ることはできな… 続きを読む »