戦後80年の節目に考える「引揚げ」の記憶と現代日本
──当事者の語りと記憶の継承を手がかりに── 大野 絢也 ◎はじめに──大戦終結から80周年という歴史的節目を迎えて 2025年8月、日本は第二次世界大戦の終結から80周年という大きな節目を迎えた。この80年の歳月の中… 続きを読む »
──当事者の語りと記憶の継承を手がかりに── 大野 絢也 ◎はじめに──大戦終結から80周年という歴史的節目を迎えて 2025年8月、日本は第二次世界大戦の終結から80周年という大きな節目を迎えた。この80年の歳月の中… 続きを読む »
飯田 真紀 2024年6月に『広東語の世界~香港、華南が育んだグローバル中国語』(中公新書)という本を上梓した。広東語と言えば香港、となるところだが、あえてアメリカなど海外へのグローバルな広がりから説き起こし、総本山の… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑦ 似た挿絵があり、まったく似つかぬものもある 瀧本 弘之 今回は38幕(齣)「張公掃墳」(張公墓を掃く)、また「張公遇使」(張公は使いに遇(あ)う)から。 牛丞相の使者、李旺が都・洛陽から蔡邕の故郷・河… 続きを読む »
Ⅰ:二十四孝図──ふしぎで過激な親孝行 Ⅱ:資料集二十四孝図──中国版画 海の見える杜美術館 編発行:ロータスプラン出版年:2025年3月価格 3,520円(Ⅰ)2,750円(Ⅱ)※外部サイトに飛びます 本書は両冊ともに… 続きを読む »
田中 智行 さきごろ下巻を刊行して完結した『新訳金瓶梅』(鳥影社、全三冊、2018~25)をめぐって、とびきりのエピソードを書けとのご依頼。芸もなくコツコツ翻訳してきただけの身には、毎日早起きして頑張りま… 続きを読む »
「中国古典小説研究会」について ◇会のあらまし 1986年8月に、当時の若手研究者たちが呼びかけ人となり、中国古典小説を研究対象とする研究者が集まって、2泊3日の合宿が開かれました。それをもって発足したの… 続きを読む »
台湾文学の中心にあるもの 赤松美和子 著出版社:イースト・プレス出版年:2025年2月価格 1,980円 台湾文学研究は台湾研究の一部だろうか、それとも文学研究の一部だろうか。 日本の高等教育機関で台湾研究を掲げる専攻… 続きを読む »
西 香織 中国語教育学会主催の中国語教育ワークショップでは、2024年に二度にわたり、論文の投稿、査読に関する講演がおこなわれた。まず2月に名古屋大学の勝川裕子先生が「リサーチクエスチョンの立て方~『中国語教育』への投… 続きを読む »
琵琶記の挿絵⑥ 紆余曲折を経て夫の所にたどり着く五娘の苦闘 瀧本 弘之 長丁場もいよいよ後半に差し掛かってきた。 琵琶記の挿絵を辿っていくと、蔡邕と牛氏の二人が牛宰相の意向によって無理やり結婚させられた婚礼の場面「強… 続きを読む »
果てしない余生ある北魏宮女とその時代 羅新 著田中一輝 訳出版社:人文書院出版年:2024年12月価格 5,500円 本書の著者・羅新北京大学教授は、中国魏晋南北朝史を中心に、北・中央アジアも研究範囲とし、また墓誌の校注… 続きを読む »