紹興:42年前の思い出
山本 英史 紹興を初めて訪れたのは今から42年前にさかのぼる。紹興は春秋越の都であるばかりか、近代では魯迅の生まれ故郷として知られ、日本人にとってもつとに関心のある街であった。しかし、軍事的な理由からか、… 続きを読む »
山本 英史 紹興を初めて訪れたのは今から42年前にさかのぼる。紹興は春秋越の都であるばかりか、近代では魯迅の生まれ故郷として知られ、日本人にとってもつとに関心のある街であった。しかし、軍事的な理由からか、… 続きを読む »
道教・仏教・民間信仰等の神に関する名を含んだあだな・上 佐藤 文俊 中国の神々は道教系、仏教系、民間信仰系に分類されるが長期の歴史経過の中で混然一体化して継承されてきた(1)。すでに本連載で述べてきたあだなの中にも例え… 続きを読む »
活字印刷の周辺① 瀧本 弘之 今日ではほとんど活版印刷は使われないが、活字で印刷された文字に初めて接するのは、だれでも幼児期だろう。しかしその活字の実物(金属活字)となると、成人しても限られた人しかその機会はなかったは… 続きを読む »
西澤 治彦 ■ノートをとる人 人がノートをとるのは、忘れないように、あるいは忘れてもいいように、記録に残すためである。ここでいうノートとは、メモや伝言、日記、レシピ、講義ノート、備忘録、カルテ、議事録など… 続きを読む »
蔵書家と蔵書の源流 ─山東省─(7) 髙橋 智 今回は王士禎(1634~1711)。王漁洋の名で知られる清詩の巨匠である。前回、馬国翰のはなしのなかで、その蔵書は散じ、山東で官にあった湖南人・張某がこれを収蔵し、後に郷… 続きを読む »
中国倫理思想の考え方 水口拓寿 著出版社:山川出版社出版年:2022年01月価格 1,980円 まず「はじめに」において、ここで扱う「倫理」という言葉について触れられる。ここではethicsあるいはmoralに対応した西… 続きを読む »
第四回 中国SFのカナリア――中国史SFと政治動向 大恵 和実 ■はじめに 前回の「羽ばたく中国史SF」では、中国史SFの分類・歴史・舞台を概観するとともに、日本未訳の作品を中心に紹介した。そして20世紀後半にSFの中… 続きを読む »
松宮 貴之 ■説文解字 中国の文字学史に於いて、長年、王者として君臨し続けてきた『説文解字』は、批判されることの許されない、半ば神聖な存在であった。その序文に、 古者庖犧氏之王天下也、仰則觀象於天、俯則觀法於地、視鳥獸… 続きを読む »
『避暑山荘三十六景詩図』をめぐって③ ――マテオ・リパの銅版画 瀧本 弘之 二枚のよく似た作品が並んでいる。しかし、全く違う雰囲気である。これらは何なのか。上の一枚は、銅版画で作った『避暑山荘図』の「延薫山館」(図1)… 続きを読む »
日華学堂とその時代中国人留学生研究の新しい地平 欒殿武、柴田幹夫 編著出版社:武蔵野大学出版会出版年:2022年03月価格 4,620円 中国人留学生受け入れにおける仏教という視点 ■仏教人の「縁」が生み出した研究 … 続きを読む »