中国同時代文学翻訳と私
大久保 洋子 何が何でも自分が日本に紹介しなければならない、と思えるような作品に出会うことはさほど多くない。そんな作品にめぐり会い、自分の訳を本の形にすることができたら、それは訳者にとって生涯の幸福と言え… 続きを読む »
大久保 洋子 何が何でも自分が日本に紹介しなければならない、と思えるような作品に出会うことはさほど多くない。そんな作品にめぐり会い、自分の訳を本の形にすることができたら、それは訳者にとって生涯の幸福と言え… 続きを読む »
瀧本 弘之 今年は辰年ということで、龍が話題になっている。十二年に一度来るわけだが、十二支のなかでは、虎と並んで龍の人気は高い。 私もご多分に漏れず、龍のデザインを借りて年賀状をつくった。厳密にいうと、… 続きを読む »
劉文兵 2023年、第36回東京国際映画祭において、中国の若手監督グー・シャオガン(顧暁剛)は長編デビュー作『春江水暖』(2019)をもって、黒澤明賞を受賞した。それまでの受賞者にベテラン監督や巨匠が多か… 続きを読む »
――陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 (編集部注:「中」の「■【訳出に伴う問題―特に漢字に関する問題】」に続く) 〔そのまま使っても… 続きを読む »
――陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 (編集部注:「上」の「■【本書の特殊事情に伴う問題―複数のテキストがある場合の問題】」、「①原… 続きを読む »
陳致『従礼儀化到世俗化─『詩経』的形成─』(訳名『『詩経』の形成――儀礼化から世俗化へ』)の翻訳で感じたこと 湯城 吉信 ■はじめに 今回、湯浅邦弘先生をリーダーとして、古賀芳枝、草野友子、中村未来、湯城吉信が各章を訳… 続きを読む »
松宮 貴之 ■甲骨文中の「爻」について 爻は、抽象的に文字を表した記号。甲骨文では教育施設を象徴して用いられている。なお甲骨文字には、「字」の意味の文字はなく、また文()も文字の意味では使われていない(落合淳思『甲骨文… 続きを読む »
中川 諭 私がまだ学部の学生だったか、すでに大学院の修士課程に進んでいた頃だったか、記憶ははっきりしないが、自分自身の漢文訓読の力量をさらに磨きたいと思っていた。中国文学科の学生として、まあ人並みの基礎力… 続きを読む »
ガイ ホッブス 「真珠」が初めて中国の詩に現れたのは唐代(618-907)であるが、「真珠」を詩のモチーフにした唐詩人の中では、白居易(772-846)がもっとも多い九首を作詩し、詩に於ける「真珠」の描写も多面的である… 続きを読む »
松宮 貴之 ■釋熯からのへの展開 周知の通り白川静は、殷代の「口()」字を載書(あるいは祝(しゅく)告(こく)・祝(しゅく)冊(さつ)・盟(めい)誓(せい))を収める器を示すものとしたが、昨今の出土資料研究では、それは… 続きを読む »