龍の横顔③ 知られざる篤学の研究・実践者──野崎誠近
瀧本 弘之 龍のことを調べるとき、大方の人が世話になる書物に『吉祥図案解題』というものがある。龍は吉祥(動)物の筆頭に数えられるべきものなので、吉祥物を調べようとして、その関係の書物を調べていくと、しぜん… 続きを読む »
瀧本 弘之 龍のことを調べるとき、大方の人が世話になる書物に『吉祥図案解題』というものがある。龍は吉祥(動)物の筆頭に数えられるべきものなので、吉祥物を調べようとして、その関係の書物を調べていくと、しぜん… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-3 時代と地域で多様に変貌する挿絵 瀧本 弘之 前回は、「草橋驚夢」までを、主として内閣文庫の熊龍峰本を中心に説明してきた。張君瑞と崔鶯鶯は結婚を許されるが、その条件として君瑞の科挙合格が命じら… 続きを読む »
歴史と文学のはざまで唐代伝奇の実像を求めて 高橋文治 著出版社:東方書店出版年:2023年10月価格 2,640円 唐代伝奇の〈伝〉・〈記〉性の検討からみえる実像 唐代伝奇は、〈事実の記録〉として書かれた。と説明す… 続きを読む »
瀧本 弘之 前回、龍の図像として中国のものを取り上げたが、今回は日本のものを中心に取り上げてみたい。 私が龍で思い出すのは、タコである。 ……と言っても食べる章(た)魚(こ)ではなく、飛ばす凧(風筝)… 続きを読む »
松宮 貴之 中国思想史に於いて、儒学がその中心潮流として、君臨してきた時代は長い。但し、戦国期に於いて儒墨と並称され、後に姿を消した墨家の淵源となる思想の意義をここでは検討したい。 墨子は、従来「工人集団」から生じた… 続きを読む »
西澤 治彦 ■リサーチ・研究・学問 これまで教育や研究に関するエッセーをいろいろと書いてきたが、シリーズの最後に、研究者の端くれとして、「研究の流儀」を書きたいと思う。私ごときが自分の研究について語ったと… 続きを読む »
大久保 洋子 何が何でも自分が日本に紹介しなければならない、と思えるような作品に出会うことはさほど多くない。そんな作品にめぐり会い、自分の訳を本の形にすることができたら、それは訳者にとって生涯の幸福と言え… 続きを読む »
瀧本 弘之 今年は辰年ということで、龍が話題になっている。十二年に一度来るわけだが、十二支のなかでは、虎と並んで龍の人気は高い。 私もご多分に漏れず、龍のデザインを借りて年賀状をつくった。厳密にいうと、… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-2 逢引は成功するが取り持った紅娘は折檻か 瀧本 弘之 前回まで、両者の「床入り」への経緯を説明した。「月下佳期」(図1)はまさにその場面で、二人の睦みあうさまを猫が振り向いて見ているというとこ… 続きを読む »
西澤 治彦 ■情報の移り変わり 自分にとって役に立つ「情報」をどうやって集めるかは、人間にとって生きていく上で大切な技術である。ましてや研究者の場合、これは研究の質とも関わってくる。というのも、研究という… 続きを読む »