あだなからみる明終末期の陝西流賊(十八)
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その3 佐藤 文俊 事例研究 B 薛仁貴をあだなとした事例 ■薛仁貴のイメージ 薛仁貴は唐初(614-683)の人で、白袍将軍と呼ばれ、『旧唐書』や『新唐書』にも彼の伝がある。『新唐… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その3 佐藤 文俊 事例研究 B 薛仁貴をあだなとした事例 ■薛仁貴のイメージ 薛仁貴は唐初(614-683)の人で、白袍将軍と呼ばれ、『旧唐書』や『新唐書』にも彼の伝がある。『新唐… 続きを読む »
中国の知的障害者とその家族「新しい社会性」のエスノグラフィー 奈倉京子 著出版社:東方書店出版年:2023年2月価格 4,950円 本書は、中国の「ポスト社会主義的状況」における、「個人とその結びつき方」について「草の根… 続きを読む »
津阪東陽『杜律詳解』全釈[上中下巻3冊セット] 二宮俊博 著出版社:二宮印刷工房出版年:2023年11月価格 13,200円 畢生の大著──二宮俊博『津阪東陽『杜律詳解』全釈』 人生をかけてやり遂げたいこと、いわゆ… 続きを読む »
瀧本 弘之 『離騒』の挿絵では陳洪綬による版画作品の知名度が高い。もっとも、陳氏は「九歌図」を描いたが枚数は少なく、しかも挿絵だけでテキストの補注のようなものはない。一方、蕭雲従の「著作」は画家のものとし… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その2 佐藤 文俊 ■曹操(羅汝才)の性格 この時期を生きた河南帰徳府商丘県の人、鄭廉(1628-1711)が、自身の体験をもとに、明終末期の河南の動向を清初、『豫変紀略』として公刊… 続きを読む »
──神への犠牲となる源泉を展望して 松宮 貴之 前稿では、殷周期の「工」を担う階層には、巫祝としての指導的なものと苦役に服する奴隷的なもののふたつがあったことを、青銅器の制作過程を中心に詳しく検討した。ここでは、その流… 続きを読む »
──第19回大阪アジアン映画祭と両岸三地の近作から 吉川 龍生 東京の秋を映画祭シーズンとするなら、大阪の3月は大阪アジアン映画祭の時期である。大阪アジアン映画祭で上映された作品は、その後に日本の劇場で一般公開されるこ… 続きを読む »
瀧本 弘之 二十年以上も前になるが、『中国歴史人物大図典』(遊子館 2004)という本を作っていたとき、龍が沢山出てくる版本を利用したことを思い出した。明末清初の蕭雲従(1596~1673、字は尺木)とい… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その1 佐藤 文俊 ■民衆はどのようにして、歴史・伝承上の人物を知るのか 文盲に近い民衆に関するこの問題については、『東方』479号(第三回「あだなの具体的な考察の前に」)等でも触れ… 続きを読む »
西廂記ヒロインの肖像と陳洪綬 瀧本 弘之 前回までは『西廂記』の挿絵について紹介したが、今回は西廂記ヒロイン・鶯鶯の肖像について紹介しよう。図2は「双文小像」と題されているが、一般には西廂記の「崔鶯鶯」とされている… 続きを読む »