あだなからみる明終末期の陝西流賊(十九)
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その4 佐藤 文俊 【註】 (1)左懋第の上奏文(本連載第十八回・註11)。すでに明中期の人、陸容が著した『菽園雑記』巻14で「宋江等皆大盗」と記す。明終焉の直前の崇禎14(1641)… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その4 佐藤 文俊 【註】 (1)左懋第の上奏文(本連載第十八回・註11)。すでに明中期の人、陸容が著した『菽園雑記』巻14で「宋江等皆大盗」と記す。明終焉の直前の崇禎14(1641)… 続きを読む »
大久保 健 2019年に香港で起きた社会運動は、2014年の「雨傘運動」とは異なり、定着した名称がないようだ。中国語では、「反修例運動」(逃亡犯条例改定草案に反対する運動)、「反送中運動」(容疑者を中国大… 続きを読む »
井田 綾 発音矯正を専門としている中国語講師の井田と申します。個人レッスンをしたり、通信制高校の発音講座を担当したり、発音講師の育成をしたりしています。 中国語学習者さんとお話ししていると、多くの方がよく似た疑問や迷… 続きを読む »
瀧本 弘之 藤野岩友氏が国学院大学で国文学を修めてから、大東文化学院(現大東文化大学)に進んで漢文学を学ばれたのには深い理由があるようだ。氏は、民俗学者で歌人でもある折口信夫(1887-1953)に師事し… 続きを読む »
琵琶記の挿絵① 数多い挿絵といろいろな版本 瀧本 弘之 琵琶記は西廂記と並び、中国明清の代表的な戯曲である。一般にそう言われているが、その起源は相当に古い。元末に浙江温州に流行していた民間劇を改変して、高明という文人が… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その3 佐藤 文俊 事例研究 B 薛仁貴をあだなとした事例 ■薛仁貴のイメージ 薛仁貴は唐初(614-683)の人で、白袍将軍と呼ばれ、『旧唐書』や『新唐書』にも彼の伝がある。『新唐… 続きを読む »
中国の知的障害者とその家族「新しい社会性」のエスノグラフィー 奈倉京子 著出版社:東方書店出版年:2023年2月価格 4,950円 本書は、中国の「ポスト社会主義的状況」における、「個人とその結びつき方」について「草の根… 続きを読む »
津阪東陽『杜律詳解』全釈[上中下巻3冊セット] 二宮俊博 著出版社:二宮印刷工房出版年:2023年11月価格 13,200円 畢生の大著──二宮俊博『津阪東陽『杜律詳解』全釈』 人生をかけてやり遂げたいこと、いわゆ… 続きを読む »
瀧本 弘之 『離騒』の挿絵では陳洪綬による版画作品の知名度が高い。もっとも、陳氏は「九歌図」を描いたが枚数は少なく、しかも挿絵だけでテキストの補注のようなものはない。一方、蕭雲従の「著作」は画家のものとし… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その2 佐藤 文俊 ■曹操(羅汝才)の性格 この時期を生きた河南帰徳府商丘県の人、鄭廉(1628-1711)が、自身の体験をもとに、明終末期の河南の動向を清初、『豫変紀略』として公刊… 続きを読む »