あだなからみる明終末期の陝西流賊(十七)
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その2 佐藤 文俊 ■曹操(羅汝才)の性格 この時期を生きた河南帰徳府商丘県の人、鄭廉(1628-1711)が、自身の体験をもとに、明終末期の河南の動向を清初、『豫変紀略』として公刊… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その2 佐藤 文俊 ■曹操(羅汝才)の性格 この時期を生きた河南帰徳府商丘県の人、鄭廉(1628-1711)が、自身の体験をもとに、明終末期の河南の動向を清初、『豫変紀略』として公刊… 続きを読む »
歴史上、伝承上の人名をつけたあだな・その1 佐藤 文俊 ■民衆はどのようにして、歴史・伝承上の人物を知るのか 文盲に近い民衆に関するこの問題については、『東方』479号(第三回「あだなの具体的な考察の前に」)等でも触れ… 続きを読む »
西廂記ヒロインの肖像と陳洪綬 瀧本 弘之 前回までは『西廂記』の挿絵について紹介したが、今回は西廂記ヒロイン・鶯鶯の肖像について紹介しよう。図2は「双文小像」と題されているが、一般には西廂記の「崔鶯鶯」とされている… 続きを読む »
台湾白茶の謎 白茶といえば、もう10年近く前に、福建省の政和という名産地で、その製法を見たことがある。それはそれは優雅な雰囲気で、風が通る木造の建物でゆっくり陰干しする様子が印象的であり、高級感あふれる、馥… 続きを読む »
解憂舊書店(ガーイヤウガウシューディム) ▼公設市場の中の本屋 かつて九龍半島の南端と、香港と深圳のボーダーである羅湖を結ぶ鉄道——広九鉄路が南北に走っていた。この鉄道会社は地下鉄を運営していた企業と200… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-3 時代と地域で多様に変貌する挿絵 瀧本 弘之 前回は、「草橋驚夢」までを、主として内閣文庫の熊龍峰本を中心に説明してきた。張君瑞と崔鶯鶯は結婚を許されるが、その条件として君瑞の科挙合格が命じら… 続きを読む »
タイ、ミャンマー国境 ラフ族と雲南人の茶 2023年の初め、チェンマイに1か月滞在した際、紹介されて出会ったYok。彼女の話はあまりに興味深かったため、彼女の生まれた村まで連れて行ってもらった。チェンマイか… 続きを読む »
木棉樹(モッミンシュ)出版社と長頸鹿繪本館(チョンゲンロッ・クイブングン) 「本屋めぐり」と銘打っている本連載では、その第15回で本屋ではなく「格子盒作室」という出版社を取り上げた。書店に並ぶ本の作り手がど… 続きを読む »
西澤 治彦 ■リサーチ・研究・学問 これまで教育や研究に関するエッセーをいろいろと書いてきたが、シリーズの最後に、研究者の端くれとして、「研究の流儀」を書きたいと思う。私ごときが自分の研究について語ったと… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(下)-2 逢引は成功するが取り持った紅娘は折檻か 瀧本 弘之 前回まで、両者の「床入り」への経緯を説明した。「月下佳期」(図1)はまさにその場面で、二人の睦みあうさまを猫が振り向いて見ているというとこ… 続きを読む »