中国古版画散策 第八十七回
『西廂記』の挿絵(上) 始まりかと思えば付録の『銭塘夢』 瀧本 弘之 今回から数回、戯曲本『西廂記』の挿絵を考えてみたい。西廂記は唐の詩人白居易の友人として知られる元稹(779―831)の作品『会真記』(別名『鶯鶯伝』… 続きを読む »
『西廂記』の挿絵(上) 始まりかと思えば付録の『銭塘夢』 瀧本 弘之 今回から数回、戯曲本『西廂記』の挿絵を考えてみたい。西廂記は唐の詩人白居易の友人として知られる元稹(779―831)の作品『会真記』(別名『鶯鶯伝』… 続きを読む »
日本漢籍受容史―日本文化の基層― 髙田宗平 編出版社:八木書店出版年:2022年11月価格 9,900円 日本人にとって漢籍とは何か:域外漢籍研究の新局面 中国の学界において「漢籍」という言葉は、普通、その前に「域… 続きを読む »
西澤 治彦 ■研究者とエッセー 資料をベースに書く論文と違って、エッセーというのは、自らの体験をベースに、心の内や頭の中にあることを文章化するものだ。従って、それなりの体験をして、人並みの感性と文章力があ… 続きを読む »
松宮 貴之 ■甲骨文中の「爻」について 爻は、抽象的に文字を表した記号。甲骨文では教育施設を象徴して用いられている。なお甲骨文字には、「字」の意味の文字はなく、また文()も文字の意味では使われていない(落合淳思『甲骨文… 続きを読む »
活字印刷の周辺➁ 瀧本 弘之 昼間に何となくテレビを観ていたら、だいぶ昔に放映した番組の再放送が流れていて、そのうち突然テロップが出てそれに一瞬目が釘付けになった。「武徳(・)殿聚珍版」という文字が映し出されたのだ。こ… 続きを読む »
東アジアは「儒教社会」か?アジア家族の変容 小浜正子,落合恵美子 編出版社:京都大学学術出版会出版年:2022年12月価格 3,300円 本書の裏表紙には、書名を忠実に訳した英語タイトル「Is East Asia a &… 続きを読む »
西澤 治彦 ■発表の失敗談 大勢の人前で話をするというのは、慣れていても簡単なものではない。聴衆との関係や人数、こちらの準備状況と体調などによっても、大きく左右される。失敗も含め、こうした経験を繰り返して… 続きを読む »
絶縁 村田沙耶香,アルフィアン・サアット,郝景芳,ウィワット・ルートウィワットウォンサー,韓麗珠,ラシャムジャ、グエン・ゴック・トゥ,連明偉,チョン・セラン 著藤井光,大久保洋子,福冨渉,及川茜,星泉,野平宗弘,吉川凪 … 続きを読む »
麻姑のはなし(下) ――知られざる女仙『麻姑山丹霞洞天誌』瞥見 瀧本 弘之 顔真卿といえば、力強い太い書体の「顔体」を思い浮かべる。……のが私などは習慣になっている。その出身(本貫)は山東省の琅邪郡臨沂県という。山東の… 続きを読む »
中川 諭 私がまだ学部の学生だったか、すでに大学院の修士課程に進んでいた頃だったか、記憶ははっきりしないが、自分自身の漢文訓読の力量をさらに磨きたいと思っていた。中国文学科の学生として、まあ人並みの基礎力… 続きを読む »