投稿者「東方」のアーカイブ

読書の流儀

西澤 治彦   ■研究者と読書家  世の中には、猛烈な数の本を読んでいる読書家というのがいる。そういう人に比べれば、私はそれほどでもない。かといって、別に必読書だけを効率よく読んできたわけでもない。読むべき本で… 続きを読む »

中国蔵書家のはなし 第Ⅱ部第9回

蔵書家と蔵書の源流 ─山東省─(9) 髙橋 智  山東の蔵書家で忘れてはならない人がいる。臨清(聊城の北、河北省との境)の人、徐坊である。徐坊は、清同治3年(1864)生、民国5年(1916)没、享年53歳、字は士言・矩… 続きを読む »

日本の映画俳優と中国――国交正常化50周年の思い出

劉文兵    日本と中国の民衆レベルの文化交流の長い歴史において、映画交流は大きな比重を占めている。そして両国の多くの映画人・文化人がそれに携わってきた。日中国交正常化50周年に際して、四十数年前に撮影された仲… 続きを読む »

あだなからみる明終末期の陝西流賊(十五)

道教・仏教・民間信仰等の神に関する名を含んだあだな・下 佐藤 文俊 事例研究〈老神仙〉 ■イメージ  神仙とは神人と仙人を結合した語ともいわれる。通常、道家で不老不死の術を得、天上を飛ぶこともできる変化自在な者、超人的な… 続きを読む »