月別アーカイブ: 2021年6月

『鄭清文とその時代』評 八木はるな

鄭清文とその時代 郷土を愛したある台湾作家の生涯と台湾アイデンティティの変容 松崎寛子 出版社:東方書店 出版年:2020年06月 価格 5,500円 文学の「氷山」を愛惜し、慎重に探査する一冊 八木 はるな  鄭清文は… 続きを読む »

中国古版画散策 第七四回

水滸伝の版画⑧ 『天罡地煞図』(下)―渡辺崋山の関わりをめぐって― 瀧本 弘之    前号は『天(てん)罡(こう)地(ち)煞(さつ)図』に描かれた水滸伝の英雄を一部紹介した。同書は刊本2冊で、図像の元は清代の杭… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第11回

渋沢栄一と一緒にパリ万博に行った清水卯三郎   前回薩摩の五代友厚と紅茶について少し触れたが、実はその薩英戦争でイギリスの捕虜となった五代を救った男として、清水卯三郎に行き当たった。彼は五代(及び寺島宗則)を救… 続きを読む »

香港本屋めぐり 第9回

大業藝術書店(ダイイップ アイソッ シューディム)   ●1975年創業の老舗芸術書店  香港島のビジネスや金融の中心・中環(セントラル)。日本人のファンも多い老舗飲茶レストラン「陸羽茶室」近くのビルの一室に、… 続きを読む »