月別アーカイブ: 2021年5月

アジアを茶旅して 第9回

茶を売りにシベリアを横断した平尾喜寿とは?   昨年高知県を旅した。高知駅前の観光案内所で「竹内綱にゆかりのある場所を訪ねたい」と聞くと「高知市内にはほぼない」と即答された。皆さんは竹内綱をご存じないかもしれな… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第8回

謎めく堺南宗寺を訪ねて 前号の最後の方で千利休について少し触れた。「『利休は切腹していない』との説は一般的な見解ではない」とある研究者にはビシッと言われてしまった。だが別の資料で「利休はキリシタンだったから切腹は出来ない… 続きを読む »

香港本屋めぐり 第8回

夕拾x閒社(ゼッサップ ハーンセー)   今回取材した夕拾x閒社(英語名Mellow Out)は2020年6月1日にオープンした新しい書店だ。店主のシャロンさん(27)が一人で切り盛りしている。九龍半島の観塘(… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第7回

佐々木小次郎はなぜ巌流島で武蔵と決闘したのか コロナの影響で、海外を旅することが出来なくなってもう何か月経つだろうか。茶旅ができないとクヨクヨしていたところ、「国内茶旅は如何?」と言われ、万全の注意を払いながら、他の連載… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第6回

紅茶はやっぱりブラックティーなの?   日本や中国など東アジアの国々で飲まれている(生産されている)茶の中心は、ご存知の通り緑茶である。だが世界全体の生産量を見てみると、約70%が紅茶なのである。お茶の発祥は中… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第5回

日本茶の歴史を教えて? 「茶」をキーワードに旅をする茶旅を始めてから20年になる。これまでアジア専門に20数か国、数百の街を訪ね歩き、様々な物を見てきた。人々から「そんなにお茶が好きなんですか」とよく聞かれ、最初の内はあ… 続きを読む »

香港本屋めぐり 第7回

見山書店(ギンサーンシューディム) この連載も2年目を迎えた。この間、取材を受けてくれた書店や、香港の本好き・本屋好きの人たち、さらには地元の作家――例えば陳浩基さん――に「お気に入りの書店は?」と尋ねてきた。すると必ず… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第4回

ミャンマー茶の不思議 「ミャンマーでは茶を食べている」と言われ、思い切ってミャンマーに飛んだのは2003年だった。当時軟禁状態にあったスーチー氏は今や国家指導者となり、ミャンマー、特にヤンゴンの変化は大きい。ただこの17… 続きを読む »

アジアを茶旅して 第3回

お茶にまつわる素朴な疑問   ここ数年、茶旅を続けている中で、茶の歴史について中国人、台湾人、香港人、華人の茶業者に様々な質問をしてきた。すると先方もここぞとばかり、日本茶に関する質問をしてくるケースが増えてい… 続きを読む »