1位 『達芬奇蜜碼』
ダン・ブラウン著 朱振武・呉晟・周元暁訳 上海人民出版社
ルネサンス時代の大芸術家ダ・ビンチの作品群に隠された暗号の謎を解いていく、世界的に大ベストセラーとなったミステリー本。
2位 『笑場』
瀋宏非著 作家出版社
新聞で健筆をふるう新鋭コラムニストの最新作。
3位 『品人録』
易中天著 上海文藝出版社
易中天のお馴染み中国文化シリーズの1冊。文化的角度から項羽、曹操、則天武后らを品評し、独自の見解と斬新な評論で読者を歴史的人物の心の世界へと誘う。
4位 『兄弟 下』
余華著 上海文藝出版社
昨年ベストセラーとなった『兄弟』の下巻。
5位 『八十年代訪談録』
査建英著 北京三聯出版社
詩歌、小説、音楽、美術などの分野で80年代を彩った人物(阿城、北島、陳丹青、崔健ら)11名を訪ね、80年代という時代を語り合った対談集。
6位 『悄悄的一綫光』
亦舒著 新世界出版社
夫に捨てられ子供を抱えて貧しさに苦しむ若い女性、母が父を殺す血生臭い場面に遭遇する少女ら3人の女性。悲惨な運命に翻弄される女性たちが不幸のどん底の中で、人に手を差し伸べられ支えられ、立ち上がっていく…。亦舒らしい優美な筆致で物語が紡がれていく。
7位 『耶穌裏屍布之謎』
[スペイン]フリア・ナバロ著 何玉潔訳 遼寧教育出版社
キリストの聖骸布が保管される、トリノ大聖堂で火災が発生。焼け跡から発見されたのは、“舌のない男”の焼死体だった…。聖骸布をめぐる謎を軸に壮大に展開する歴史ミステリー。邦訳は、ランダムハウス講談社文庫から出版されている。
8位 『蓮花』
安妮宝貝著 作家出版社
『薔薇島嶼』『清醒紀』など都会的な作風で若い女性たちから大きな支持を集める安妮宝貝の最新長編。ラサで出会い、旅の道連れとなった男女と、男は道々で女にある別の女性の話を語り伝える…。愛や信仰、生命の本質とは何かに迫った本作は、クールで美的感覚に優れたな作風に重厚さが増したと評される意欲作。
9位 『漫巻西風』
陳丹燕著 上海訳文出版社
2005年にドイツ、オーストラリアを旅した陳丹燕が、両国の風土や人々、歴史について綴った最新作。
10位 『人体使用手冊』
呉清忠著 花城出版社
多くの成人病は、間違った生活習慣から生まれるもの。必要なのは霊験あらたかな妙薬ではなく、人体を正しく使用する手引きである、というのが本書の主旨。作者自身が健康を害し、偶然出会った中国医学の奥深い世界にひかれていく。中国医学の体系と慢性病の予防知識を平易な言葉で語っている。
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