CNKIとは、中国(大陸)の学術情報を整備統合することにより、中国内外のあらゆる単位の研究機関や研究者がネットワークを利用して、お互いに学術情報を交換・利用しあえるオンライン・システムです。
CNKIプロジェクトは中国社会に「知識のインフラ」を整備するため、北京の清華大学が中心となり構築された、大規模な国家プロジェクトです。
このCNKIの基本理念は、世界銀行「1998年度世界発展報告書」で、発展途上国は先進国との距離を小さくし、国の全体的な知識と技術の能力を高め、国際的な競争力を増強するために、「知識のインフラ」の建設に重点を置くべきである、という指摘から生まれたものです。
CNKIの事業は1999年6月に始まって以来、国や社会の各方面から注目され、現在、その中心であるCNKIは国家科学技術省、対外貿易経済合作省などから「国の重点的な新製品」に認定され、同時に「国の最重要プロジェクト」とされています。
この事業に関しては、管轄部門として国家教育部、主管が清華大学、データの編集・製作は中国学術期刊(光ディスク版)電子雑誌社、運営およびサービスは同方知網(北京)技術有限公司というように、お互いに協力し合い担当しています。
弊社では、2003年夏より、日本国内でのミラーサイトを開設し(2012年3月、新サーバー移行に伴い運営終了)、日本国内でのCNKI販売代理権を取得、以来CNKIの普及および販売活動を行っております。
その概要は、
9000誌をこえる中国発行の学術雑誌
500余紙の全国紙・地方紙・専門紙などの新聞
600をこえる機関が認定する学位論文
15000以上の団体が開催する各種学会で発表された論文集などの文献
を基本に、近年は各種年鑑・統計年鑑、法律・法規・判例、各種工具書に及びます。
CNKIは、これらの文献をインターネットを通じて閲覧できる中国最大の学術文献オンラインサービスです。
中国で現在発行中の雑誌や新聞をこれだけ蔵書している図書館は、日本ではもちろん見あたりませんし、世界中をさがしても稀かもしれません。それが、CNKIを利用すれば居ながらにして数千点単位の雑誌・新聞を検索し閲覧することを可能であり、すでに多くの大学、研究機関でご利用いただいております。
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◇『東方』掲載記事より
>>> 情報の海へ―― CNKIカードの利用
渡邉 義浩(大東文化大学)『東方』294号(2005年8月)より
>>> 中国学術情報データベース(CNKI)を使ってみて
村田 忠禧(横浜国立大学)『東方』289号(2005年3月)より
>>> 中国最大の「知識インフラ」-中国学術情報データベース(CNKI)
田中信行(東京大学社会科学研究所)『東方』267号(2003年5月)より
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