1.『務実求理(上下)』(実務に励み、理を求める)
李瑞環・著 中国人民大学出版社 2010年4月初版
李瑞環氏は、中国人民政治協商会議全国委員会(政協)主席、中国共産党中央政治局常務委員などを歴任。2002年に江沢民、李鵬、朱鎔基らとともに中央委員を退き、03年には全国政協主席を退いて、政界から引退した。
1989年の天安門事件の際には、趙紫陽総書記らとともに失脚したこともある。いわゆる改革派の1人だった。
本書は、李瑞環氏が政治家として在任中に発表した重要演説と草稿117本を収める。その大半が初めて一般公開される内容だ。
「改革、発展、安定」「“和”の思想」「民族宗教工作」「都市計画、建設と管理」「群衆の観点と群衆の路線」「宣伝思想工作」など、いずれも優れた理論的価値と、実践的指導の意義があるという。
2.『把喫出来的病喫回去』(食べて生じた病気を食べて治す)
張悟本・著 人民日報出版社 2009年11月初版
3.『我是愛情科代表』(私は愛情学科の代表)
王芳・著 江蘇文芸出版社 2010年5月初版
著者は、北京テレビ(BTV)のトーク番組「選択」「誰在説」などで人気を集める女性キャスター、王芳。
本書は「国内第一線の“愛情”番組の司会者」として知られる著者が、愛情学科の代表として“92の必修科目”に分けたさまざまな恋愛・愛情問題を解き明かす。
「女の子は『愛している』と何度もいってはならない」「愛は怠けてはならない」「離婚女性がいかにステップアップするか」など恋愛や愛に悩む都市部の男女に、有益なアドバイスとエールを送る。
4.『杜垃垃3:我在這戦闘的一年里』(杜拉拉3:私のこの戦闘の1年で)
李可・著 江蘇文芸出版社 2010年5月初版
5.『上海世博会精彩看点 解読』(上海万博のすばらしい見どころ 解読)
呉志強・著 上海人民出版社 2010年4月初版
著者は、上海万博園区総規画師(万博会場総プランニングマスター)。都市計画の専門家として多数の著書、訳書がある。
本書は、そうした第一線のプロの目から見た、万博会場の設計、新技術の運用、見どころなどを紹介。さらに万博会場を有効に回るために、赤や緑、青など、わかりやすく色分けした7つの見学コースや、1~3日間の見学コースなどを提示している。
6.『婚姻,決定女人的一生』(婚姻が女性の一生を決める)
南仁淑・著(韓) 江蘇人民出版社 2010年4月初版
7.『我最想要的理財書』(私が一番欲しいと思う財テク書)
李南・著 広西師範大学出版社 2010年5月初版
湖南衛星テレビ、内モンゴル衛星テレビ、北京テレビなど各局の経済番組を担当する「女性経済キャスター、ナンバーワン」といわれる著者が「私たちは、財産の自由を実現させよう!」と唱えている。
一般家庭、中産階級、サラリーマン、ホワイトカラー、低収入者といったそれぞれの階層に対し、実用的な財テク方法をレクチャー。例えばホワイトカラーには、クレジットカードを活用し、節約してできたお金で財テクのための金融商品を買う――といった具体的なノウハウを教えている。
8.『失楽園(全訳本)』
渡辺淳一・著 竺家栄・訳 作家出版社 2010年4月出版
日本で1997年2月に講談社から刊行後、上下巻合わせて300万部を突破したという大ベストセラーの完全中国語版。本書の“正規版完訳本”が出版されたのは、中国では初めて。
「夢と現実、肉体と精神、喜びと苦痛が交差する、魂を揺さぶる傑作」などと中国メディアは高く評価。ネットの掲示板でも「興味深い」「読んでみたい」と高い関心が寄せられているが、「ラストを読んだら吐き気をもよおした」「これは愛ではなく、単なる肉欲の物語だ」という批判的な読者の声もある。
9.『好女人性感第一』(素敵な女性はセクシーさが第一)
張暁梅・著 文化芸術出版社 2010年4月出版
全国政協委員で、『中国美容時尚報』社社長・総編集長を務め、中国の「美容女王」といわれる張暁梅。美容やマナーに関する著書も多数ある。
本書では、女性ならみな関心を持ちつつも直面する勇気がない「女性のセクシーさ」について解き明かし、魅力的で実用的なセクシーさを高める秘訣をレクチャーする。
「セクシーさとは一種の状態、気質、表現である」「女性は見栄えがよくなくても、セクシーさがなければならない」などとした上で、それは内なる知恵と外なる美しさの修練のたまものであると説く。
10.『黄帝内経使用手冊2』(紅楼夢80回後の真物語)
武国忠・著 上海錦綉文章出版社 2010年4月初版
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