1.『蒙牛内幕』(蒙牛の内幕)
孫先紅/張治国著 北京大学出版社 2005年8月第2版 2896冊
1999年の創業当時、中国の乳製品メーカーではトップ1116位だった「蒙牛」(中国蒙牛乳業有限公司)が、わずか5年後の2004年に香港市場に上場(市場コード:2319)、翌05年には100億元超の売上高を記録して、業界のトップクラスに躍り出た軌跡とその秘密を探る。
企業の家族化を徹底的に排除し、適材適所の人事を重んじ、ニュースをうまく活用した広告宣伝法を編み出すなど、その独創的でユニークなまでの経営戦略を明らかにする。
2.『人一生要養成的50個習慣』(人が一生に養うべき50の習慣)
宿春礼/王彦明編著 光明日報出版社 2005年3月初版 892冊
古今東西の故事を引用しながら、人生を成功に導くための50の習慣を紹介。「自分を信じる」「行動する前に目標を立てる」「1分をムダにしない」「毎日5分は反省しよう」「現状に満足しない」「微笑みを絶やさない」「休息することを学ぶ」など、自分で自分の運命を切り開く、すぐれた習慣を身につけようと呼びかける。
3.『細節決定成敗』(ディテールが成敗を決める)
汪中求著 新華出版社 857冊
4.『狼道―生活中的狼性法則』(狼道―生活中のオオカミ性の法則)
羅宇編 中国紡績出版社 798冊
5.『小故事大道理全集』(小さな物語、大きな道理の全集)
雅瑟編著 海潮出版社 2005年4月第2刷 715冊
6.『你在為誰工作』(誰のために働くか)
陳凱元著 機械工業出版社 2005年8月初版第10刷 665冊
衣食住のため、社会参画するため、人から頼まれ、認められたいため、自分の能力を発揮して、自己実現するため……。「人はなぜ働くか?」という問いに対しては、おそらく十人十色の答えが返ってくることだろう。
本書は、そんな働く人々の素朴な疑問を解きほぐし、心の持ちようを整理して、ふたたび情熱をもって仕事に取り組めるようアドバイスするハウツー本だ。「常に責任感を持つ」「情熱は仕事の命」「2つ以上の目標は、目標がないに等しい」「一分も延ばしてはならない」「他人より1つ多くのことをやる」などの仕事上のノウハウを紹介しながら、「自分自身のために働くこと」「仕事を通して喜びや人生の素晴らしさを見出すこと」の大切さを強調している。
7.『把話説得滴水平漏』(つけ入る隙のないように話す)
憨氏編著 内蒙古文化出版社 2005年6月初版 623冊
「話のうまい人は、人間関係を豊かにし、同僚や上司からも親しまれ、事業を発展させることができる」という。そんな人生の"富"を得るために、話し方のテクニックを余すところなく伝授したのが本書である。
「自分を開放して、緊張感を克服する」「恥ずかしさや劣等感を取り除く」「速読、暗唱、復唱などのトレーニングで、話し方を磨こう」といったアドバイスをはじめ、面接試験・商談・講演での話し方、賛美・批評・説得・拒絶・お詫びの表現方法など、すぐにでも実践に移せそうな内容が満載。
中国のインテリには話のうまい人が多いけれど、人知れず地道な努力をしていることが、この本からもうかがえるようだ。
8.『卓有成效的管理者』(The Effective Executive、有能な経営者)
P.F.ドラッカー著(米) 機械工業出版社 2005年8月初版第5刷 617冊
経営学の創始者、P.F.ドラッカーの経営書の3大古典の一つ。経営者のみならず、部下をもつすべての企業人に向けて「いかに経営効果を上げるか」について解説している。重要な仕事とそうでない仕事を選別し「重要なことから始める」などの管理方法について詳解。
日本では、ダイヤモンド社から『新訳 経営者の条件』が翻訳・出版されており、息の長い人気書となっているようだ。
9.『2005理論熱点面対面』(2005年の理論の焦点と向きあう)
中共中央宣伝部理論局 学習出版社/人民出版社 2005年7月初版 597冊
中国共産党中央宣伝部が編纂した本書には「小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に建設する基本指針」「米経済誌『フォーチュン』世界ベスト500企業ランキングの新変化」「"三農"問題を解くカギ」「多民族国家の統一の基礎」など、20項目にわたる「理論の焦点」が収められる。
「通俗理論読物」という副題がついている通り、読みやすく、わかりやすい内容で「広く一般の人々や青年、学生の理論学習の参考に」と本書は語る。
10.『贏』(Winning)
ジャック・ウェルチ/スージー・ウェルチ著(米) 余江など訳 中信出版社 2005年5月初版 579冊
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