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東方書店の本 |
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馬王堆出土文献訳註叢書の刊行にあたって
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推薦者のことば
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内容一覧
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◆『老子』
池田知久
◆『五行・九主・明君・徳聖 老子甲本巻後古佚書』
斎木哲郎
◆『易 上 六十四卦』『易 下 二三子問篇 繫辭篇 衷篇 要篇 繆和篇 昭力篇』
池田知久・李承律
◆『五十二病方』
小曽戸洋・長谷部英一・町泉寿郎
◆『却穀食気・導引図・養生方・雑療方』
白杉悦雄・坂内栄夫
◆『胎産書・雑禁方・天下至道談・合陰陽方・十問』
大形徹
◆足臂十一脈灸経他 『足臂十一脈灸経』『脈法』『陰陽脈死候』『陰陽十一脈灸経』甲本・乙本 ※未刊
林克・浦山きか
◆『戦国縦横家書』
大西克也・大櫛敦弘
◆『春秋事語』
野間文史
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中国古代文化研究の新しい地平を切り拓く必読文献!
馬王堆出土文献訳注叢書
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馬王堆出土文献訳註叢書の刊行にあたって
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近年中国では続々と文献資料が発掘・公表されている。そして、それらの出土資料の嚆矢となった湖南省長沙出土の馬王堆漢墓帛書が今日改めて脚光を浴びつつある。本叢書は、馬王堆漢墓帛書より代表的なテキストを選び、その訳注を読者に提供することを目的とするものである。執筆にあたって、各担当者はこの三十年の研究から最大限の成果を反映することを心がけたつもりである。戦国後期から前漢初期にかけての中国古代文化(思想・歴史・医学・政治など)を個々に学ぼうとする読者だけではなく、その全体を体系的に検討しようとする読者にとっても有益であろう。本叢書を通じて、中国古代文化の真の姿の一端を示すことができれば幸いである。
馬王堆出土文献訳注叢書編集委員会代表 池田知久 |
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推薦者のことば |
中国古代の文献研究と言うと、一昔前までは、『漢魏叢書』や『諸子集成』などが研究者必備の文献であった。言いかえれば、近年、研究にしても訳注にしても中国の資料は出つくし、もはや頭打ちの感があった。ところが、一九七三年に馬王堆で帛書が発見され、状況は一変した。『老子』のいわゆる甲本と乙本との出現は、世界中の中国学者を驚嘆させたのである。
それに続く新出資料は、各分野に大きな波紋を及ぼさずにはすまなかった。今回それらをひとまとめにしたものが、訳注もそえて、一叢書として出版される。中国学は言うまでもなく、日本や近隣諸国の古代史を研究する方にとっても、一大慶事であると言えよう。(福井文雅) |
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内容一覧 |
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老子
池田知久
価格 7,040円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-20605-3 2006年06月刊
現在のテキスト(王弼本)の直接の原型と見なされている馬王堆出土の『老子』二種を訓読し、甲本には注釈・現代語訳を施す。「黄老の学」の淵源を探求し、中国古代哲学研究の新たな地平を拓く一冊。
五行・九主・明君・徳聖 老子甲本巻後古佚書
斎木哲郎
価格 5,060円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-20713-5 2007年10月刊
『五行』は『荀子』に伝えられている子思・孟子が唱えた五行説を記した書物。近年に至るまで不明だったその実体が蘇る。他三篇の古佚書も、孟子以後の儒者の活動や儒家思想の展開を知る上では欠くことができない。
易 上 六十四卦
価格 8,250円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-22214-5 2022年10月刊
易 下 二三子問篇 繫辭篇 衷篇 要篇 繆和篇 昭力篇
価格 8,250円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-22215-2 2022年10月刊
池田知久・李承律
本訳注書は上下二冊から成り、上冊は馬王堆帛書『易』の経に相当する『六十四卦』、下冊は伝に相当する『易傳』六篇(二三子問篇・繫辭篇・衷篇・要篇・繆和篇・昭力篇)である。『六十四卦』の名称については、裘錫圭『集成』は『周易』と呼ぶが、本書では『六十四卦』という名称を用いる。馬王堆本の「経」に相当する部分を、当たり前のように周王朝・周文化と関係づけてしまうのは、適当ではないからである。
五十二病方
小曽戸洋・長谷部英一・町泉寿郎
価格 5,280円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-20709-8 2007年07月刊
『五十二病方』は帛書二五頁分に古隷で書かれた医方書で、現存字数は一万字弱。五二種の病気に対し二七〇余の治療法を掲載する。本訳注では、執筆者らの新知見による斬新な研究成果を示す。
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却穀食気・導引図・養生方・雑療方
白杉悦雄・坂内栄夫
価格 4,620円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-21008-1 2011年02月刊
体内の気を純化する神仙技法の書(『却穀食気』)、先秦時代より長生の術として伝えられる導引の図(『導引図』)、補益・強壮を始めとして多方面にわたる養生のための処方集(『養生方』『雑療方』)を収める。
胎産書・雑禁方・天下至道談・合陰陽方・十問
大形徹
価格 5,500円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-21408-9 2015年03月刊
『胎産書』は胎教や胞衣の処理などに関する書。人字図・南方禹蔵図も解説。『十問』『合陰陽方』『天下至道談』は房中術の書。『十問』は理論を、後二者は具体的な技術を記す。『雑禁方』はさまざまな呪術の書。
足臂十一脈灸経他 『足臂十一脈灸経』『脈法』『陰陽脈死候』『陰陽十一脈灸経』甲本・乙本
林克・浦山きか
中国思想史上の中心的概念である人体の「気」は、伝統医学における最重要の概念である。「気」と「脈」の始原の姿を記す諸篇を収録した本訳注は、文字の全面的な見直しから始め、多くの箇所で新たな見解を示す。
戦国縦横家書
大西克也・大櫛敦弘
価格 4,620円 A5判 上製カバー装 ISBN978-4-497-21513-0 2015年12月刊
戦国時代の書簡や故事など、二七篇からなる。そこには『史記』や『戦国策』といった既存の史料には見られない記事も多く含まれており、従来とはまたひと味違った戦国時代の諸相が示されている。
春秋事語
野間文史
価格 3,300円 A5判 平装 ISBN978-4-497-20703-6 2007年02月刊
春秋時代の史実を記した全一六章の説話集。『左伝』と内容が重なる章もあるが、『左伝』などが伝えない批評者言を追記することを特徴とする。闕文は多いものの、先秦の書物の伝承の実態が窺える貴重な史料。
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馬王堆出土文献訳注叢書編集委員会
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池田知久
江村治樹
工藤元男
鶴間和幸
平勢隆郎 |
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