》》》製品概要
「中華再造善本」プロジェクト は、中国政府の文化建設政策における重要項目のひとつである。李致忠・方広錩・史金波・白化文・馮其庸などの優れた古籍版本学者が中心となり、国内外の50 箇所以上もの機関にある孤本善本から、保存状態がよく、版本として優れたもの1300 点あまりを選びだし、原書の版式にそって、撮影・製版を行い、原書そのままに作成している。典籍は時代により「唐宋編」「金元編」「明代編」「清代編」「少数民族文字古籍編」の5 編に分けて収録される。
『中華再造善本数拠庫』は、「中国歴史文献総庫」に含まれる「専題庫」のひとつで、「中華再造善本」プロジェクトにおいて影印出版された典籍をデジタル化し、高度な検索機能を備えたものである。デジタル化された典籍は、分類項目が明確で、素早い、かつ詳細な検索が可能となっている。同時に、(紙版に比して)オリジナルの姿をより明確に表示できるため、版本の鑑定や比較校勘において特にその価値を発揮する。典籍の所蔵と保護を担う機関や個人にとって、またとりわけ文献研究を専門とする教育機関において重要なツールとなりうるものである。2012 年に制作が開始され、2015 年には第一期として唐代から元代までの善本758 点(全44 万ページ以上)が完成し、2017 年8 月には、明代から清代と少数民族関連の善本554 点( 全26 万ページ以上)を収めた第二期が完成した。
》》》収録規模:
- 第1期:2015年完成。唐宋編、金元編の古籍善本758種を収録。
- 第2期:2017年8月完成。明代編、清代編、少数民族文字古籍編の古籍善本554種を収録。
》》》主な機能
- 最優善本が一覧できる
- 国家図書館・上海図書館・北京大学図書館・大英図書館を含む国内外の50 箇所以上の機関が所蔵する唐・宋・元・明・清各代の孤本、各種善本から、専門家が選び出した、特に優れた善本、経典文献1300 点余りを収録。
- 高解像度カラー画像による表示
- すべての版本は、オールカラー・高解像度での表示を実現しているため、版本の細部に至るまで、出来うる限りの情報を保有しており、研究者にオリジナルに極めて近い資料を提供する。
- 信頼性のある版本情報を提供
- 収録されるすべての典籍には、専門家による提要が設けられ、提要部分の全文検索が可能なため、典籍作者の情報や、版本由来の考証、版本の学術的価値を理解するのに有用である。
- 合理的かつ高速、詳細な検索と、快適な閲覧環境を実現
- 全5編はそれぞれ伝統的な経史子集によって分類され、必要な典籍が探しやすくなっている。
- 書名、版本、作者、さらに提要部分について総合的な検索機能が備わっており、異なる版本に含まれる同一タイトルに対する素早い選別が可能である。
- 異なる版本を同時に表示することが出来る。
- 印章識別などの便利な拡張機能があり、ユーザーは印章をもとに蔵書印の情報を検索できる。
》》》利用形態
- リモートサーバー版:中国国内に設置されたサーバーに、インターネットブラウザを使ってアクセスし利用する。
[収録書目] (Excel形式)
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