日別アーカイブ: 2022年2月15日

中国古版画散策 第七十八回

『耕織図』和刻本の周辺③ ―焦秉貞のゆかりの宣教師の人々― 瀧本 弘之  焦秉貞は、山東済南の人という。清代の画家で天文学に通じていた。というのも、彼は宣教師の湯若望の弟子で、欽天監の五官正という官名を持っていた。つまり… 続きを読む »

釋熯――白川学とフォークロア再考

松宮 貴之 ■釋熯  白川静は1956年に「釋熯( )」に於いて、「」部は巫の両手を縛して火上に焚殺される形とし、 「熯」に當つて巫を焚く習俗があつたことは、左傳僖公二十一年に「夏大旱、公欲焚巫尫」、また禮記檀弓下に「歳… 続きを読む »