
514134 满族服饰研究 1
满族服饰结构与形制(満族服飾の構造と様式)
514135 满族服饰研究 2
满族服饰结构与纹样(満族服飾の紋様)
514136 满族服饰研究 3
满族服饰错襟与礼制(満族服飾の装飾と礼制)
514133 满族服饰研究 4
大拉翅与衣冠制度(大拉翅と髪飾り)
514132 满族服饰研究 5
清代戎服结构与满俗汉制(清代軍服の構造と満俗漢制)
総記|思想・文化・民俗|政治・法律・経済・社会|歴史・考古・地理
古典文学|近現代文学|語言・文字|芸術|自然科学
514569 古典文献学基础十讲/普通高等教育新文科建设系列规划教材
周生杰 王京州 编著 苏州大学 4,290円
中国古典文献学は、中国の一般高等教育機関の中国語・中国文学専攻における基礎科目であり、専攻科目の理解や、より深い学術研究をおこなうために必須となる基本的な内容を学ぶ課程である。
本教材では、中国古典文献学の簡史、古典籍の分類、目録学、版本学、校勘学、輯佚学、蔵書学など、関連分野の基礎知識をそれぞれ紹介している。初めて古典文献学を学ぶ若い学生にとって、本教材は入門への道しるべとなる価値と役割を持っている。
515539 《別録》《七略》研究與佚文彙編
胡宗華 上 海 5,577円
【目録学・文献学の祖『別録』『七略』の整理・研究書】
劉向『別録』・劉歆『七略』は中国古代目録学の祖であり、書籍の目録分類や記録形式を創設したとされている。班固が『漢書』を制作した際、『七略』は整理されたのち『漢書』に収められ、『芸文志』として編まれた。それ以来、芸文志や経籍志の目録の編纂が、中国における正史目録編纂の重要な一環となったのである。
図書分類体系における「経・史・子・集」の四部分類法も、以上の『別録』『七略』の六分法が変化したものである。また、この両書は先秦前後漢の古典籍を体系的に記述しているため、古文献学史や学術史的にも重要な価値がある。
両書は漢代に成立したが、すでに南宋時代には散佚した。清代になって、文献学家たちは佚文の収集と整理に力を入れ始め、両書を復元しようという試みが重ねられてきた。現在まで、両書の輯本はすでに十一種類に及んでいる。
本書は、成書・亡佚・輯本・辨偽などの視点から、『別録』『七略』の文献学的価値を体系的に考察する。
514821 《陶渊明集》版本汇考
蔡丹君 凤 凰 11,088円
『陶淵明集』は漢魏六朝時期において最も重要な作家別集の一つであり、南朝梁の蕭統以来、整理、刻印、抄写、収蔵、評点や研究が絶えず行われてきた。その版本状況は非常に複雑で混乱を極めており、系統的な整理の必要性が唱えられてきた。
本書は、『陶淵明集』各種版本を全面的に整理し、宋前から近代(民国)までの時代順および日本抄刻の陶淵明集の重要版本について、それぞれ出典(あるいは所蔵機関)・版本情報・按語を記した。
横組簡体字。
516676 百匱擷英:復旦大學圖書館藏南潯龐氏百匱樓善本圖録
程益丹 陸劍 編著 上海书画 13,200円
515403 暗斗:一个书生的文化抗战
吴真 三 联 5,808円
516264 叩学事铅椠:古籍出版四人谈
徐俊 宫晓卫 高克勤 等 上海书店 9,108円
本書は、古籍出版に携わってきた四人の出版人(下記)の古籍整理出版等についての文集。
徐俊:中華書局元執行董事・「編審」(編集責任者)
宮曉衛:斉魯書社元社長・「編審」
高克勤:上海古籍出版社元社長・「編審」
姜小青:鳳凰出版社元社長・「総編集」・「編審」
514967 寫本研究學報 1
余欣 高奕睿 主編 上海古籍 5,808円
515386 芸编焕彩:古籍保护修复新探索
陈红彦 刘波 主编 上海书画 9,108円
本書は、国家図書館および国家古籍保護センターが企画した、古籍修復と保護に関する研究論文集。
内容は非常に包括的かつ深く掘り下げられており、文献保護・修復の総論といった理論的な探究に加え、重要な修復プロジェクトについての報告や文献修復の事例分析、新しい材料や方法を用いた具体的な技術的検討などが含まれている。
さらに、古籍の装具材料とその製作、紙の検査と脱酸処理、揮発性物質の検出と分析、有害生物の防除といった、古籍修復において最も基礎的な作業要素に関する研究も収録されており、まさに古籍修復に携わる実務者にとっての実践的な手引書といえる内容となっている。
514387 张謇自叙传谱辑注
徐乃为 辑注 上海古籍 4,433円
515935 胡適新傳:自由、容忍與工具理性締造出的世紀人生/歷史迴廊
〔美〕劉正 6,820円
510362 君子至交:丁聪、萧乾、茅盾等与荒芜通信札记
史鹏钊 张思懿 广西师大 4,433円
496952 夏敬观家藏亲友书札 上、下/中国近现代稀见史料丛刊
李开军 田雪 整理 凤 凰 9,768円
496953 君子馆类稿/中国近现代稀见史料丛刊
毛昌杰 著 刘京臣 整理 凤 凰 4,862円
515933 清華簡〈參不韋〉研究/出土文獻譯注研析叢刊
賴怡璇 臺灣萬卷樓 5,720円
516383 春秋穀梁傳注疏 上、下/十三經注疏
〔晉〕范甯 集解 〔唐〕楊士勛 疏 金良年 整理 上海古籍 9,768円
上海古籍出版社《十三経注疏整理本》シリーズの一冊。
宋刻元修十行本を底本とし、経伝部分の対校本には唐石経(中華書局影印民国皕忍堂摹刻本「唐石経」春秋穀梁傳部分)および余仁仲春秋穀梁傳注疏重校本(「古逸叢書」影印日本影鈔本)を、注疏部分の対校本には明李元陽刊本(日本東京大学東洋文化研究所蔵本)を用いる。縦組繁体字。
515022 春秋經傳集解 上、下/歷代經學要籍叢刊
〔晉〕杜預 集解 于天寶 王勇 點校 中华书局 13,068円
515425 周禮鄭注彙校
孔祥軍 彙校 中华书局 8,448円
515921 道統·體證·學脈:明代蔡清、陳琛、林希元之四書學考論
陳逢源 臺灣政大 5,500円
510644 明代文人经学与文学思想的关系
吴正岚 南京大学 5,434円
514959 东亚文明互鉴:王阳明《传习录》在日本的译介与影响研究
丁青 浙江大学 6,468円
515776 旧庙新神:晚清变局中的孔庙从祀/论衡
段志强 上 海 4,290円
515199 道教常识答问插图本(第2版)
陈莲笙 上海辞书 5,808円
本書は、道教に関する初歩的あるいは基本的な疑問に答える入門書。
全編にわたって200点を超えるカラー図版を掲載し、文章と図解を組み合わせてわかりやすく解説している。
515010 魏晋玄学与音乐思想
过安琪 上海古籍 7,128円
【魏晋の玄学思想と音楽との関係性について論じた専門書】
玄学は魏晋南北朝時代に隆盛した哲学思潮で、「三玄の書」と称せられた『易経』『老子』『荘子』の解釈学からはじまり、その他の儒教経典の解釈や派生する問題についての議論へと発展した。
本書は、多角的な視点から魏晋時代の玄学が音楽思想とどのような関係にあったかを論じた研究書。
玄学は、新興の存在論哲学の一派として、魏晋時代の政治的な需要から生じた。その流行は、当時の文化全体に影響を及ぼしたが、音楽もそのうちの一つであった。本書では、玄学史の各段階における代表的な学者王弼(226−249)、阮籍(210−263)、嵇康223?−262?)、郭象(252−312)を対象とし、音楽貴無論、音楽自然論、音楽独化論などいくつかの段階から、魏晋時代の音楽思想について体系的に研究する。
その他、玄学と「言意之辨」(ことばと思いとの関係)という視点から、陶淵明365−427)の音楽言意論も分析している。さらに、魏晋玄学と音楽審美カテゴリ(「清」「素」「淡」など)との関係性や、魏晋時代の音楽と山水、酒、衣食などの文人情緒との相互関係にも留意している。
514910 紫微大帝信仰研究
蕭登福 臺灣文津 7,700円
514957 中古佛典序跋记整体研究
赵纪彬 社会科学 5,577円
510517 佛学中国化与六朝文论/中州问学丛刊
刘玉叶 上海古籍 4,290円
514783 六祖坛经五本汇编/中国禅宗典籍丛刊
杨曾文 编校 中州古籍 3,696円
510475 东南亚华人宗祠建筑艺术研究
张锋 任智英 广西师大 5,874円
514056 古物说:文物里的古人日常
王仁湘 湖南美术 9,108円
515574 国色:中国传统色彩中的文化现象
杭州市临平博物馆 编 上海书画 15,004円
本書は、杭州市臨平博物館で2025年1月から5月まで開催された「国色:中国传统色彩中的文化现象」展のカラー図録。
百点に及ぶ国宝級の文物を一堂に集めて展示し、新石器時代から清末・民国期に至るまでの約8000年にわたる中国色彩のコードを図解している。
マクロレンズによって龍袍の織錦、磁器の釉彩、工筆画の重彩など多様な文物の色彩の質感に迫り、百点以上の高精細な特写画像、百項目以上の専門用語解説、1万8000字に及ぶ解説によって、中国伝統色彩体系、配色美学、文化精神を体系的に解読する。皇帝や将軍、文人や士大夫、庶民に至るまで、各階層の色彩嗜好を明らかにし、「中国の色」が一冊で理解できる内容となっている。
510426 汉机织汉锦:老官山提花机及尼雅“五星锦”的复原研究
赵丰 龙博 上海科技 13,068円
本書は、中国古代の織物技術と復元について深く掘り下げた研究であり、同時にまた伝統文化の継承と普及にも積極的な意義を有する。
著者は、漢代のジャカード織り機(提花機)の復元研究を通じて、中国古代の絹織技術と伝統工芸への理解を深め、ジャカード技術の発展の系譜を明らかにしている。
書中ではまず、国内外における漢代の織物やジャカード織り機に関する研究の現状を概観し、考古学的発見、復元研究、学術的議論などを紹介。次に、研究の技術的なアプローチについて詳述し、考古資料の整理、測量、復元研究、そして3D展示システムの制作などに及んでいる。
最後に、重点的な研究内容として、成都市天回鎮の老官山漢墓から出土した織り機模型の考古学的発見、老官山ジャカード織り機の復元、漢代の「五星錦」の復元研究などが取り上げられている。
514134 满族服饰研究 1 满族服饰结构与形制
刘瑞璞 倪梦娇 东华大学 14,520円
『満族服飾研究』は、北京服装学院劉瑞璞教授をリーダーとする研究チームが、“清史”と“満学”の先行研究を基礎に、満族服飾の実物遺存を研究対象として、その全体像を描きだす大型図冊シリーズ。
以下の全5冊構成。
满族服饰研究 1 满族服饰结构与形制(満族服飾の構造と様式)
满族服饰研究 2 满族服饰结构与纹样(満族服飾の紋様)
满族服饰研究 3 满族服饰错襟与礼制(満族服飾の装飾と礼制)
满族服饰研究 4 大拉翅与衣冠制度(大拉翅と髪飾り)
满族服饰研究 5 清代戎服结构与满俗汉制(清代軍服の構造と満俗漢制)
本書は、清代中後期の満族婦女が着用する代表的な常服(“氅衣”や“襯衣”など)の標本整理および文献や図像史料に基づいた考証を通じて、満族服飾の構造と様式における歴史的文脈、規律の特徴、様式などを体系的に整理する。
満族服飾の構造と様式には、伝統の継承という強い民族意識が顕著に反映されながらも、中華民族との融合という文化変容の結果としての「満族モデル」が創出された。
満族が「十字形平面構造」などの伝統を固守する一方、服飾の面において儒家礼制の一つである“右衽”を取入れ、相互受容が見られた「円領・右衽・大襟・馬蹄袖」の“深衣”礼服文化に変遷したことは、「清朝の変革によって、漢服が満服に取って代わられ、華夏伝統服制の中断が見られた」という従来の学界の「三次変革説」由来の観点にも重大な疑義を提示するものである。
514135 满族服饰研究 2 满族服饰结构与纹样
刘瑞璞 黄乔宇 东华大学 14,520円
本書は前巻に引き続き、満族服飾の構造および紋様における歴史的文脈、規律の特徴、骨式構造(内在的な輪郭塑形構造)などを体系的に整理する。
満族服飾における紋様の意味合いおよび骨式構造は、脈々と続いてきた中華の服章伝統の影響を受けて変容したが、それは決して満州祖俗の廃棄ではなく、受容と融和の伴う変化であった。不変なのは、「紋必有意、意必吉祥」という文化意識であり、その源はまさに中華文明に発するものであった。
514136 满族服饰研究 3 满族服饰错襟与礼制
刘瑞璞 唐仁惠 东华大学 14,520円
本書は、満族服飾における「右衽大襟」という独特の構造や、縁取りに用いられた複雑な“鑲繍”(貼布と刺繍を取り入れた伝統工芸)技法の復元に関する研究結果を整理する。
満族婦女の常服によく見られる“錯襟”(右衽を基本とする中で、服の構造や鑲繍工芸の都合によって生じた右衽と違った構造)現象は時代的流行でもなく、左衽とも見なされない。単なる構造と工芸から生じた特殊な様式で、ある意味で一種の誤りとも言える。満人がその誤りを「将錯就錯」(誤りを受け入れ、新たな美へと昇華させる)の精神で満族服飾の一つの特徴として取り入れたのである。錯襟の独特かつ華麗な表現は、常服にも奢雅な閑居美学を与え、「満は奢に、漢は寡に」「便服で礼を語らず」「女性は男性の服式を用いず」といった満人ならではの婦道文化を醸し出した。また、この研究結果は歴史上の「漢は右衽、夷は左衽」という定説が「絶対的通則」ではなかったことにも結び付く。右衽が原則とされているがゆえに、錯襟という巧の技に活躍の場ができたのである。
514133 满族服饰研究 4 大拉翅与衣冠制度
刘瑞璞 李华文 东华大学 14,520円
本書は、清後期の満族婦女(特に宮廷や貴族の女性)の象徴的な髪飾りである“大拉翅”(簪などで両鬢に固定して使う扇形や牌楼形の髪飾り)の標本整理を手がかりに、文献や図像史料に基づいた考証を通じ、その構造と様式における歴史的文脈、規律の特徴、様式などを体系的に整理する。特に、大拉翅の構造、工芸および製作技術を復元し、文献上に完全に再現した。
中国の帽冠の歴史において、大拉翅のように結髻という髪型から帽冠へと発展した例は他にはなかった。満洲祖俗の辮髪や盤髻から、中間過程で用いられた“小二把頭・二把頭”(頭上に束ねた髪を両側に分け、それぞれ横方向の髻を結う手法)、“架子頭”(金属製や木製の架台に髪を結ぶ手法)などの変遷を経て、清末の大拉翅に至るまでの歴史的変化において、満俗の影響が明白である一方、同源異流の中華文明もいたるところにその影響を及ぼしたに違いない。
514132 满族服饰研究 5 清代戎服结构与满俗汉制
刘瑞璞 郑宇婷 东华大学 14,520円
本書は、清中期の象徴的な建制である八旗兵丁の綿甲冑実物標本の整理を手がかりに、清早期から晩清にかけての軍服実物の比較研究を行い、さらに文献や図像史料に基づいた考証も加えることで、その構造と形制における歴史的文脈、規律の特徴、製造工芸、軍服制度などを体系的に整理する。
「満俗漢制」と評された清代軍服は、上古の先秦、中古の漢・唐、近古の宋・明といった中華古来の軍服文化の系譜を離れることがなかっただけでなく、兵丁綿甲、将軍甲から皇帝の“大閲甲”(閲兵用の甲冑)まで、“甲衣・護肩・護腋・前擋・左擋・甲裳”など各部の構造にも、「格物致知・知行合一」という儒家思想の具現化が見られる。
一方、この中に「満俗」をいかに融和させたか。それは、中華服章礼制に対して取られた「即取其文、不沿其式」という“乾隆定制”が遵守される中、軍服に関しては、草原民族であった満族の知恵を活かし、「即取其式、不沿其文」という官服とは逆の思想が実践された。
510778 吾乡吾衣:苏州甪直水乡妇女服饰
《吾乡吾衣:苏州甪直水乡妇女服饰》编纂委员会 编著 苏州大学 14,388円
510476 族魂衣兮:西南少数民族服饰文化调查/彼岸·艺术文化
夏帆 浙江大学 5,808円
514323 衷藏雅尚·海上流晖:王水衷捐赠服饰精选
上海市历史博物馆 上海革命历史博物馆 编 上海书画 20,900円
515436 云髻凤钗:中国古代女子发型发饰(典藏版)
马大勇 编著 齐鲁书社 7,788円
本書は、原始社会から清代に至るまでの中国古代女性の髪型と髪飾りの特徴と分類を体系的に紹介。美麗なカラー挿絵が豊富に掲載されており、読者は古代女性の優雅な美しさを視覚的に実感できる。
旧版(2009年斉魯書社刊)のモノクロ版を全面的に改訂し、四色カラー印刷を採用した。図版は350枚以上。


515006 知宋·宋代之建筑/浙江文化研究工程成果文库·宋代研究文萃丛书
徐怡涛 主编 浙 江 6,468円
515927 建築圖中的臺灣史
凌宗魁 撰文 楊啟正 攝影 臺灣玉山社 6,380円
514138 宋徽宗的茶事
周重林 李文华 湖南美术 4,862円
515177 說不盡的台灣味 上 風土滋養的印象台味
胡川安 臺灣遠流 4,950円
515178 說不盡的台灣味 下 多元兼容的流轉台味
胡川安 臺灣遠流 4,950円
516265 中国象棋史
刘道平 张丰 编著 上海书店 6,468円
516672 奇兽之鉴:《坤舆全图》与大航海时代的海怪陆兽/文景
程方毅 赖毓芝 上 海 5,808円
本書は、大航海時代にヨーロッパから中国へ伝わった22種の海陸の“奇獣”に焦点を当て、それらが「坤輿全図」「坤輿万国全図」等の歴史地理文献の中でどのように描かれ、どんな奇妙な名前や逸話・伝説とともに語られていたかを紹介する。
たとえば、水を噴き出し、船を沈めるのが好きなクジラ「把勒亚(バルヤ)」、穏やかな性格で人に友好的な「斯得白(ステバイ)」、猿ではないのに猿のような「狸猴(リーホウ)」、実は足があり食事もする「無対鳥」など、奇妙に見える不思議な生物たちの背後には、大航海によって新世界の動植物を目の当たりにした現実の観察と、文化的想像力が交錯している。
文化史的な視点が全編を通して貫かれており、これらの“奇獣”に関する知識が中国でどのように受容され、変容していったかを追うことで、明清期における東西文化交流の実像を垣間見ることができる。
515371 习近平生态文明文选 1
习近平 中央文献 3,773円
514934 中国改革开放 1-4
沈传亮 主编 贵 州 19,580円
510859 中国宪法实施和监督研究
范进学 上 海 9,900円
515325 通鑒胡注表微/陳垣著作集
陳垣 撰 上海书店 5,808円
515236 在历史中寻找中国:关于区域史研究认识论的对话(增订版)
刘志伟 孙歌 社科文献 4,290円
515009 国之大事:中国古代战车与战马/考古与文明丛书
郭物 文 物 5,577円
515176 上古婦女傳記辭典/婦女研究
蕭虹 總編纂 臺灣蘭臺 17,820円
515366 人物志校箋/新編諸子集成續編
〔魏〕劉劭 撰 〔西涼〕劉昞 注 許逸民 校箋 中华书局 4,862円
『人物志』は、三国魏の劉劭の著書。人物の能力・品評・登用について書かれている。
本書では、『四部叢刊初編』影印明隆慶六年梁夢龍刻本を底本に、文淵閣四庫全書本、明萬暦程栄刻「漢魏叢書」本を通校本とし、『長短経』『太平御覧』等の類書に引かれた『人物志』の文字を参考に整理をおこなった。
縦組繁体字。
515723 唐勾檢制研究/中華學術叢書
王永興 上海古籍 4,290円
514956 唐五代敦煌佛寺教育研究
张永萍 社科文献 6,468円
510448 知宋·宋代之君主/浙江文化研究工程成果文库·宋代研究文萃丛书
虞云国 主编 浙 江 5,874円
515376 宋代文人与党争(修订本)(北宋篇、南宋篇)(全2册)
沈松勤 浙江文艺 11,748円
515204 图像中的宋代女性/文景·新史学&多元对话系列
程郁 上 海 9,174円
516386 宋朝陪都及其经济研究
何强 上海古籍 9,108円
515020 梦粱录 上、下/中华经典名著全本全注全译丛书
刘云军 译注 中华书局 6,996円
510708 中興小紀輯校 上、中、下
〔南宋〕熊克 撰 孔學 輯校 上海古籍 10,428円
「中興小紀」は南宋高宗一朝の編年体史書。著者は南宋の熊克。
河南大学の孔学教授は、現行本に脱漏が多く輯佚がなされていないこと、および校勘が不十分であることに鑑み、同書の輯校作業に取り組んだ。
整理には「文瀾閣四庫全書」本を底本とし、文津閣本および広雅書局刻本を対校本に用い、そのほか「皇朝中興紀事本末」「建炎以来系年要録」「中興両朝編年綱目」「十朝綱要」「宋史全文」その他の史書も参考とした。また、輯佚には「皇朝中興紀事本末」「建炎以来系年要録」を主に用いた。
515426 内北国而外中国:蒙元史研究/中华学术·有道
萧启庆 中华书局 9,768円
515370 明代武官群体司法约束与司法实践研究
程彩萍 人 民 7,854円
515772 明宫彤史:明代宫廷女性
彭勇 潘岳 江 苏 6,468円
514998 榖原先生奏議/蒙古史與多語文獻研究叢書
〔明〕蘇祐 撰 張閌 整理 上海古籍 7,788円
514962 空间视角下的县制:清代县级政区调整机制研究
赵逸才 科 学 6,468円
515384 清代学额研究 上、下/国家哲学社会科学成果文库
梁志平 上 海 20,900円
本書は清代科挙における「学額」制度についての研究書。
「学額」は、国子監の入試(院試)に合格して郷試の受験資格を得た「生員」が配属される府学・県学などの学校の定員枠のことである。
清代では「科挙は必ず学校を経由する」とされていたが、入学には定員があり、この学額の制限が存在した。学額は清代において最も重要な社会資源の一つであり、その配分は、国家の政治・経済・文化資源が地方レベルでどのように分配されていたかを示すものである。
本書は、清代の学額に関する諸問題を体系的に考察した研究書であり、多様な史料を総合的に活用しながら、中国全土の府・州・県における学校の設置と学額の変遷を詳細に検証している。
本書ではまた、学額制度の運用に関する規則と特徴についても整理・分析している。
515004 防患于未“燃”:故宫历史上的火灾与消防/在故宫
周乾 译 林 5,654円
故宮(紫禁城)はかつて明・清王朝の宮殿であり、現存する世界最大かつ最も保存状態のよい木造宮殿建築群を有している。木材は燃えやすく、紫禁城は何度も火災の被害を受けてきた。そのため古代の宮廷では、火を鎮めるためのさまざまな方法や消火技術が生み出された。それらは職人の知恵の結晶であると同時に、伝統的な観念や禁忌、信仰と畏敬の念をも内包している。
本書は、史料分析と現地調査を組み合わせて、火災の歴史、防火文化、防火技術を中心に、紫禁城における火災の経緯、防火管理、防火習俗、科学的な防火手法などを、150枚以上の図版とともに詳しく解説している。
514391 中国近现代史研究论文写作:案例与方法
廖大伟 王健 主编 上海大学 4,862円
515380 中国近代城市化研究:基于区域、分工、要素的视角
肖建乐 人 民 5,940円
515210 靖海澄疆:中国近代海军史事新诠/中华学术·有道
马幼垣 中华书局 8,448円
515377 甲午战争中的北洋舰队
朱小平 辽 宁 4,290円
514404 财与兵:中国近代化与晚清政治博弈
刘刚 李冬君 浙 江 4,862円
510657 唐树义日记/中国近现代稀见史料丛刊
〔清〕唐树义 著 吴鹏 整理 凤 凰 6,468円
唐樹義(1793-1854)は清朝末期の政治家。陝西按察使、同布政使、湖北布政使、湖北巡撫等を歴任。咸豊十三年(1853)、湖北按察使として太平軍の鎮圧に当たり、翌年、敗戦の途中で河に身を投げて亡くなった。
本書は1842年から1854年までの唐樹義の日記を整理して収める。横組簡体字。
510658 柳慕曾日记/中国近现代稀见史料丛刊
〔清〕柳慕曾 著 隋雪纯 整理 凤 凰 5,808円
本書は清末蘇州の文人・柳慕曾の約十年間にわたる生活を記録した『了庵日記』を整理して収める。期間は光緒十一年(1885)から光緒二十年(1894)まで。横組簡体字。
510660 刘孚周日记/中国近现代稀见史料丛刊
〔清〕刘孚周 著 封治国 刘国兰 整理 凤 凰 9,108円
『劉孚周日記』は、江西省において十数年前に発見された清末期の個人日記を整理して収める。
内容は、劉孚周が光緒20年(1894年・甲午)および光緒24年(1898年・戊戌)に北京へ赴いた際の詳細な体験と見聞が記録されており、20世紀初頭に南浔鉄道が路線権を回収する背景のもと、民間経営方式を模索する困難な状況が反映されている。また、陳三立と『時報』編集長・汪餌年との間で展開された「売路」論争についても、詳細な記録が残されている。さらに、著者は浙江路線に関する騒動の展開過程についてもかなりの程度で記録しており、李有棻、陳三立、湯寿潜、陳宝琛などの人物との書簡や往復書信の一部は、現在では他に類を見ない貴重な資料となっている。
510661 杨泰亨日记(附诗集)/中国近现代稀见史料丛刊
〔清〕杨泰亨 著 佘福玲 整理 凤 凰 5,577円
本書は、清末期の郷紳・楊泰亨による日記(原題『遜敏斎日記』)を整理して収める。
日記は、科挙試験のために北京へ赴いた際の記録であり、同治2年4月24日(1863年6月10日)に北京で同郷の人々と酒宴を開いた記録から始まり、同治4年6月22日(1865年8月12日)に父の病の知らせを受けて帰郷するまでの約2年余りにわたって綴られている。
この2年間、楊泰亨の日記には日常の出来事や活動の記録に加え、大量の邸報(宮廷発行の速報)や詩文の抜粋が含まれている。前者は個人的な記録であり、後者は公共的な文書の引用である。抜粋された内容は多岐にわたり、しばしば朱筆による注釈や校訂の痕跡が見られる。
510659 俞泽箴日记/中国近现代稀见史料丛刊
俞泽箴 著 孙玉蓉 整理 凤 凰 5,577円
中華民国時期の古籍整理研究者・教育家・文人であった愈澤箴の1920年から1926年までの日記を整理して収める。
内容は京師図書館館員としての日常の業務や古籍善本保護工作などについての覚書的な記録が多い。
横組簡体字。
511115 华侨与中国旧民主主义革命高潮/华侨华人与中国革命和建设
任贵祥 团 结 6,468円
511116 华侨与中国新民主主义革命/华侨华人与中国革命和建设
任贵祥 团 结 6,589円
511117 华侨华人与中国革命和建设文献资料选编 上、下
任贵祥 刘云 编著 团 结 10,428円
511118 华侨华人与中国革命和建设纪事 上、下
任贵祥 刘云 编著 团 结 11,088円
511120 华侨华人与毛泽东、孙中山等政党领袖
任贵祥 王婧倩 刘颖 等 团 结 7,788円
514045 尹昌衡史料整理与研究
吴会蓉 线装书局 6,072円
本書は、清末民初の軍人・政治家である尹昌衡(いん しょうこう)にかんする史料を整理した研究書。尹昌衡(1884-1953)は、中国同盟会に属した革命派の人物であり、川軍(四川軍、四川派)の創始者・指導者の一人で、中華民国の初代四川都督である。
本書は、尹昌衡の伝記、詩文、著作、関連する日記や地方誌、新聞史料、研究成果などを体系的に収集・整理したもの。
215778 中國的亞洲主義:東亞的共識還是戰爭催化劑?
Craig A. Smith 著 韓絜光 林紋沛 譯 臺灣商務 6,050円
514964 20世纪30年代的中共话语权建构研究
张朋 人 民 4,862円
515582 上海鳞爪/民国掌故
郁慕侠 中华书局 4,290円
515379 抗日战争时期中英借款交涉研究/大有
王钊 社科文献 5,654円
516346 上海抗日战争史 上、中、下
余子道 张云 吴海勇 等 上 海 27,390円
本書は抗日戦争勝利80周年の記念出版。
全13章と附録から構成され、局地戦から全面的な勝利に至るまでの抗日戦争の展開過程を詳細に記述している。
1章から5章では、上海における抗日救国運動の勃興と発展、そして「一・二八淞滬抗戦」の全過程に焦点を当てる。民族系の工業・商業者、文化人、市民層がどのようにして初期の抗日ネットワークを形成したかを分析し、上海市民による抗日勢力の台頭を明らかにする。救国運動の萌芽、第一次の高揚期の形成、そして困難を乗り越えながら新たな高揚へと進む過程を通じて、各界の救国団体が次々と設立され、抗日運動が活発化していった。その結果として、上海は全国的な抗日救国運動の中心地となり、全国的な抗日統一戦線の構築を推進する中枢となった。また、第一次淞滬抗戦の全過程も詳細に描かれており、中国の局地戦の中で前後をつなぐ重要な戦役であると同時に、世界反ファシズム戦争における最初の重要な戦闘についてくわしく解説している。
第6章から第7章では、時間軸と戦場空間を組み合わせ、戦略的決定と戦術的詳細を交えて「八一三淞滬会戦」の全体像を体系的に再現した。第8章から第10章では、統一戦線下での救国運動の高揚、「孤島時期」における秘密抗争、郊外地域でのゲリラ戦の開拓と発展について詳述する。
最後の3章では、日本軍による暴行の記録、全面占領期における生存と抵抗、そして光復(解放)までの過程を通じて、戦争による傷跡と民族の強靭さという二重の物語を構築している。
附録として「上海抗日戦争大事記」を収める。
514016 河南(豫西)抗日根据地大事记
刘新端 王怀安 编著 团 结 8,448円
514602 全面抗战前国人对日本的观察
李凤成 江 苏 5,808円
515581 731:医学的沦陷
杨彦君 中华书局 5,808円
510763 战时中国的医疗和卫生/抗日战争专题研究
皮国立 杨善尧 刘士永 江 苏 7,788円
本書は1931年から1937年の期間において、近代中医学が抗日戦争下でどのような課題に直面し、いかにして段階的に変容していったかを探究し、中医学が伝統から現代へと移行していく過程を浮き彫りにしている。
また、抗日戦争期における国際的な対中医療支援の展開についても紹介されており、特にアメリカ医薬助華会(ABMAC)や援華連合会(UCR)などの国際医療機関が、中国の戦時医療、特に軍事医療に与えた支援と影響が詳しく論じられている。
さらに、中国軍の医療体制の構築と発展についても考察し、抗戦期に軍事医療体制をいかにして整備していったかについて明らかにしている。
本書は、戦時下の政府高層による医療政策の整理に加え、後方地域や解放区の実情にも目を向けており、医療・衛生の視点から抗戦史の新たな側面を提示する内容となっている。
515008 苏俄方视角下的细菌战/抗日战争时期细菌战与防疫战文献集
谭学超 编著 江 苏 8,448円
本書は、ソ連およびロシアにおける生物化学戦・細菌戦に関する史料文献、研究資料、社会的な報道・評論を集成した資料集。
ソ連およびロシアが生物化学兵器や細菌兵器に対してどのような認識を持ち、どのように研究・防御してきたかを、文献の選定・翻訳・紹介を通じて明らかにしている。
軍事・科学界における科学的・人文的な理解の過程をたどることで、中国国内の歴史学などの分野に対して、生物化学戦・細菌戦研究の新たな視角を提供する。
主な内容は以下の七つのテーマに分かれる:
ソ連が初期に導入した細菌戦研究の著作
ハバロフスク裁判に関する資料
新聞『プラウダ』に掲載されたハバロフスク裁判関連の記事と、日本の中国侵略における生物化学戦に関する資料
ソ連およびロシアによる生物化学戦研究とその導入
ロシア連邦保安庁(FSB)文書部門が2021年に機密解除した日本軍の生物化学戦関連資料
新たに機密解除された資料に対するロシア国内の報道
514808 蔣中正日記 1937-1947(全11冊)
蔣中正 著 蕭李居 陳昶安 等編輯校訂 臺灣國史館 54,450円
本書は、排印本『蒋中正日記』の1937 年~ 1947 年部分。
同日記は、21世紀に入って米スタンフォード大学フーバー研究所で限定公開されていたが、裁判を経て台湾の國史館に所有権が移ったのち、2023 年より排印版の整理刊行が開始された。原則一年一冊の構成で、1948 年~ 1954 年部分よりスタートし、晩年の1970-72 年巻まで刊行したのち、このたび1937 年~ 1947 年巻の刊行となった。この期間は、盧溝橋事件、第二次国共合作、重慶遷府、カイロ会談、抗日戦勝利、国共内戦といった、その後の中国の進路を大きく左右する歴史的事件が相次いだ時期に当たる。
同時期の中国国民党を率いた蒋介石の日記が、第一級の歴史資料であることは論を俟たず、中国近現代史や中国国民党の研究者はもちろん、日本近代史、第二次世界大戦などの分野を研究する者にとっても、きわめて高い参照価値を有する。
排印本『蒋中正日記』では、毛筆の草書体で記された原本に対し、逐字の校正をおこなってテキストを確定し、人物や事件に関する注釈を適宜加え、各巻末には索引を付して読者の利便性を高めている。横組繁体字。
発行元・装丁について:
[1937 年巻- 1947 年巻](國史館 単独発行)は、既刊の1948 年巻- 1972 年巻(民國歷史文化學社有限公司・國史館 共同発行)とは、発行元・装丁が異なります。既刊書と同じ装丁の[1937 年巻- 1947 年巻]は、2026 年以降に刊行が予定されています。
515923 尋找自己的蔣中正(3) 1937-1947日記解讀/說史敘事
呂芳上 主編 劉維開 何智霖 等著 臺灣民國歷史社 等 4,400円
515924 權力之筆:解讀兩蔣日記/民國論叢
呂芳上 主編 葉文心 蘇聖雄 等 臺灣民國歷史社 等 6,600円
511382 探索与前行:新中国成立初期国家治理的理论与实践
季春芳 当代中国 5,577円
513638 党内法规制度建设与执行力研究
张昕欣 当代中国 5,577円
514952 毛氏美國:親歷文革的華裔母親發出沉痛警告!/一卷國際
程西 明史研究 4,950円
515925 長城外的造反派:漢族青年眼中的內蒙古文革與民族屠殺
程鐵軍 烏·額·寶力格 等著 程鐵軍 譯 臺灣八旗 7,480円
514107 上海救援唐山大地震·档案史料卷 上、下
金大陆 主编 中共上海市委党史研究室 上海市档案局(馆) 编 上海文化 9,900円
515941 台灣西方文明初體驗(經典復刻版)
陳柔縉 臺灣麥田 4,950円
515922 左舜生口述史(1893-1961)/史家薪傳
左舜生 口述 夏連蔭 記錄 劉紅英 等編譯 臺灣民國歷史社 等 5,500円
514953 成為幽魂的總統:一段跨越三代的家族記憶與臺灣獨立運動往事
廖美文 著 向淑容 譯 明史研究 6,050円
515179 保釣世代的形成及其文化實踐:感覺結構與論述語境
陳俊益 臺灣萬卷樓 7,260円
514390 《热河日记》中的18世纪京畿文化研究
陈冰冰 上海交通大 4,862円
本書は、李氏朝鮮王朝時代の北京朝貢使節の往還を記録した「燕行録」のひとつ『熱河日記』に見られる、18世紀の中華王朝の首都北京周辺地域の社会文化を研究対象として、作品中におけるいわゆる「中華優秀伝統文化」への言及を深く掘り下げている。
『熱河日記』は、李氏朝鮮の学者朴趾源(パク・チウォン、1737−1805)が、自身が中華王朝において見聞きしたものや考えたことなどを整理して編纂したものであり、作中には18世紀中華王朝の首都北京周辺地域の社会生活や歴史文化が詳しく記されている。
本書は、皇室文化、士人文化、休閑文化、商業文化などの面から、18世紀の首都周辺文化について具体的な解説と分析を行うとともに、18世紀における中華王朝の社会的繁栄が、李氏朝鮮の社会変革に多大な影響を及ぼしたことについても考察する。
507396 程允亨的十九世纪:一个徽州乡民的生活世界及其变迁/名山
刘永华 三 联 6,468円
510743 景宁畲族自治县档案馆藏北洋档案选编
景宁畲族自治县档案馆 主编 张凯 编 浙江大学 27,335円
510736 张謇与近代上海
南通市档案馆编委会 编 广西师大 5,808円
515206 吐蕃王朝职官管理制度研究
朱悦梅 社会科学 7,128円
514402 喀喇沁万户研究
乌云毕力格 内 蒙 古 8,448円
喀喇沁(ハラチン)は15世紀前期に形成されたモンゴルの一部族。その歴史は、縮小されたモンゴル政治史であり、同時に縮小されたモンゴル社会史でもある。
喀喇沁万戸の歴史を通して、16〜17世紀におけるモンゴルの封建的分裂状況を垣間見ることができ、林丹汗の西征期におけるモンゴル各万戸や諸集団の大きな変動、そしてそれらが次々と清朝に帰属していく過程を理解することができる。また、モンゴルの各部族や各鄂托克(部族組織)が絶えず分化・再編されていく様子も明らかとなるであろう。
516389 旗族舊俗誌校注/東北各民族交往交流交融史史料叢刊
芙萍 著 甄廣成 校注 上海古籍 4,862円
『旗族舊俗志』は満洲鑲黄旗佟佳氏の芙萍による民俗学著作。清末民初の北京における満洲旗人社会の生活や風俗全般を記録している。
本書はその整理本。横組繁体字。
515586 北朝合融
张强 主编 宁 夏 7,920円
515003 日本遣唐使研究
李广志 浙江大学 5,577円
本書は、日本の遣唐使についての中国における最新の研究成果。
文献学や考古学などの最新の研究成果を活用し、中国と日本双方の史料を新たに検証・整理したうえで、日本の遣唐使に関する包括的かつ斬新な考察を行っている。
日本と隋・唐との交流は約300年にわたり続いたが、本書では各時代の特徴を踏まえ、全17章にわたって、従来の研究が強調してきた「東アジア」という枠組みを超えて、遣唐使を世界史的な視点から捉えなおし、唐と日本の関係の本質を明らかにしている。
また、本書は文化的な視点から、唐と日本の間における人の移動と交流、唐文化の日本への伝播、そして日本における「唐文化」の形成についても詳しく論じている。
本書は、国家社会科学基金の研究成果として刊行された。
515181 近世中韓關係:宋、金與高麗三角互動/半壁集·南宋研究彙叢
黃寬重 臺灣三民 6,270円
510747 倾盖如故:人物研究视角下的近世东亚海域史
王鑫磊 复旦大学 5,005円
510593 进入全球公共视域的清帝国:欧洲文献里的中国邸报/论衡
〔比〕钟鸣旦 著 陈妍蓉 译 上 海 7,788円
514914 美國為何「失去」了中國:從羅斯福到費正清
榮劍 臺灣聯經 5,280円
515239 先秦历史文物探研
王泽文 社会科学 10,296円
515571 出土文獻與《國語》新證
李聰 上海古籍 6,468円
『国語』は、春秋時代についての歴史書。魯の左丘明著とする説や戦国末期の成立とする説などある。全21巻に周・魯・斉・晋・楚・呉・越・鄭の八国の「語」(公の言動)を記している。その文章は「宏衍精潔」(広く深く、純粋で整っている)であり、言語学・歴史学・文献学等の研究において極めて重要な価値を有する。
本書は、新資料である出土文献と伝統的な校勘方法を組み合わせ、『国語』のテキストを校訂・解読する。すなわち、数十余例の『国語』の字句解釈のほか、出土文献を利用して『国語』を校訂・解釈した二十余例の信頼できる解釈を補充として加えた。さらに、本文を校勘した上で、清華簡『越公其事』・慈利楚簡『呉語』などの出土文献資料における『国語』と照合できる語句や段落を収集・整理するとともに、これらの資料に基づいて今本『国語』の編纂と成立の過程を分析した。
516154 嶽麓書院藏秦簡(壹-柒)釋文修訂本
陳松長 主編 上海辞书 8,448円
515572 秦汉简牍文书分类个案研究
刘国庆 上海三联 6,468円
本書は、秦漢時代の簡牘(竹簡・木簡)に見られる「刺類文書」と「文書杮」について考察した研究書。
「刺類文書」については、名刺の誕生時期、謁の由来、爵里刺(爵位や居住地に関する刺)の存在例を重点的に検討し、文書集成の理論と方法に基づき、「刺」と名のつく9種類の文書を新たに分類・命名した。
「文書杮」に関しては、文書杮(木片)のサイズ、材質、識別方法を論じ、文書杮に含まれる具体的な文書の種類を整理する。さらに、付表形式で《長沙尚徳街東漢簡牘》《長沙五一広場東漢簡牘》《地湾漢簡》《居延漢簡》の4つの資料群に収録された杮片を網羅的に整理・分析した。
515569 酒泉档案馆藏河西汉简
酒泉市档案馆 编 甘肃民族 14,520円
510439 長沙五一廣場東漢簡牘(拾)
長沙市文物考古研究所 清華大學出土文獻研究與保護中心 等編 上海中西 53,900円
2010年に湖南省長沙市五一広場の地下鉄工事現場の古井戸から出土した東漢簡牘は、保存状態も比較的良く、付近で出土した走馬楼三国呉簡に次ぐ6,862枚もの簡牘が確認された。大半は東漢中期の地方政府の公文書で、文書の封緘に用いる封検や函封、内容を示す簽牌と私人の書簡も一部含まれている。《長沙五一広場東漢簡牘》は、これらの簡牘を図版(カラー写真と原寸大赤外線写真)、釈文注釈(整理番号、釈文、按語)、附録(「未見字跡簡牘序号表」「簡牘編号及尺寸対照表」「異体字表」)の構成で順次出版している。本書はその第十巻。
511703 大汉楚国二百年:徐州汉代文物图志
徐州博物馆 编 江苏凤凰文艺 16,940円
515016 魏晋南北朝考古/中国考古学通论系列教材
付龙腾 编著 科 学 10,428円
515013 钦和若一:北魏丧葬与民族交融的考古研究
刘连香 科 学 16,214円
515577 喧然名都:唐宋成都城考古学研究
易立 成都时代 5,808円
514848 中国地名沿革对照表(第2版)
薛国屏 编著 上海辞书 6,468円
本書は、「今地名」と「沿革変遷」の二つの欄を設け、全国の県級以上の行政区画の地名を古今対照の形で掲載する対照表。
「今地名」の欄には、《中華人民共和国行政区劃簡冊》に基づいて2024年末現在(旧版は2016年)の地名を掲載し、「沿革変遷」の欄には、歴史上に使われていた古旧地名(廃置地名を除く)を「改置地名」と「設置年代」の二項目で列記する。
巻末には「地名筆画索引」を置く。
本書は2017年版の第2版。旧版に対して、資料の更新・まちがいの訂正・表の修正などが加えられている。
510635 闺秀诗话研究
张丽华 上海古籍 4,290円
513845 文心雕龍義證 1-4/中國古典文學叢書
〔南朝梁〕劉勰 著 詹锳 義證 上海古籍 15,609円
『文心雕龍』は南朝斉末梁初の劉勰(りゅうきょう)が著した文学理論書。『文心雕龍義證』はその整理本で、初版は1989年に上海古籍出版社「中国古典文学叢書」として出版された。本書はその第2版。冊数を旧版の上中下三冊から全四冊に改めた。
514588 《昭明文选》十六讲
汪习波 复旦大学 5,577円
509162 北朝文学的本土性及其对南朝文学的接纳
金溪 上海古籍 7,788円
514599 文者国之华 - 中国五至六世纪的文人知识与皇家权力
〔阿根廷〕石保罗 著 庞茂森 译 南京大学 5,577円
515180 六朝文論新思考:以關鍵詞作為方法
祁立峰 臺灣政大 4,840円
513890 日藏王勃集彙校彙考(附:圖版)(全2冊)
〔日〕道坂昭廣 撰 凤 凰 16,940円
【日本に散在する王勃集の収集整理影印本】
本書は、中国ではすでに失われ日本に残存する『王勃集』残巻を収集整理し、点校成果と影印とを収める。
その中には、正倉院蔵『王勃詩序』41篇、上野家旧蔵『王勃集』巻二十八、東京国立博物館蔵『王勃集』巻二十九・三十およびその他の書巻残巻等が含まれている。
また、『文苑英華』などを用いて、明清時代の各種輯本『王勃集』と校勘するとともに、テキストの字句や典故などについても詳細に考証した。
515770 白居易十讲
莫砺锋 凤 凰 4,862円
515556 唐诗三百首新注今译
〔清〕蘅塘退士 编选 金性尧 注释 金文男 今译 上海辞书 3,289円
515743 唐诗文本与文献研究十讲/名家专题精讲
陈尚君 复旦大学 5,808円
515228 唐宋“古文运动”与士大夫文学/中华学术·有道
朱刚 中华书局 5,808円
510662 宋人选宋文与宋代文章学研究/复旦古代文章学研究书系
李法然 复旦大学 5,808円
510643 宋代诗学新探
林湘华 南京大学 5,720円
510363 新校宋文鑒 1-5
〔宋〕呂祖謙 編 李聖華 徐子敬 等校 浙江古籍 31,900円
「宋文鑑」は南宋呂祖謙の編による北宋の詩文集。原名『皇朝文鑑』。『文選』の体裁にならって文体別に詩・賦・詔・奏疏などの部門に分けて宋人の作品を集録している。
本書はその新校整理本。国家図書館蔵南宋嘉泰四年新安郡斎刻・嘉定十五年遞修・清張蓉鏡抄本を底本とし、各種の宋刻本・宋元遞修本を参校本として整理をおこなった。
515560 世說新語 上、下/批校經籍叢編
〔南北朝〕劉義慶 撰 〔南北朝〕劉孝 標注 〔清〕馮舒 等批校 浙江古籍 26,400円
本書は中国国家図書館蔵・明嘉靖十四年袁褧嘉趣堂刻本の彩色影印本。
『世説新語』の数多い批校本の中でも何煌(1668-1745)による批校本は最も内容が豊富で価値の高いものとされている。『北京図書館古籍善本書目』には、「明嘉靖十四年、袁褧が嘉趣堂で刊刻、冯舒批校、何煌校訂、陳景云らの校語も収録」とある。実質的にこの批校本には、冯舒、陳景云、蒋杲、何煌の四名による校勘成果が含まれており、すでに失われた宋刻『世説新語』湘中本の原貌を復元するうえで極めて重要な内容を含んでいる。
本編は精美なカラー影印。前言(国家図書館館員・袁媛による解説)は縦組繁体字。
本書は「批校経籍叢編」シリーズの一冊。
501142 新譯世説新語 上、下(第4版)/古籍今注新譯叢書·文學類
劉正浩 等注譯 臺灣三民 6,820円
514585 明清小说分类选讲
谭帆 主编 华东师大 3,696円
【内容別分類による明清小説についての大学教科書修訂版】
本書は、中国古代文学における「小説」類のうち、明清小説を代表する主要な作品を分析して論じているが、型通りに時代順に並べることはせず、内容・言語・分量に基づいて講史演義・英雄伝奇・神魔・世情・公案侠義・諷刺譴責・伝奇志怪・話本小説の八大類に分類し、各章すべてにその分類を題材とした作品の総論を加えるとともに、具体的な記述においては代表的な作品を組み合わせて解析している。
本書は普通大学における第十一次五カ年計画(2006-2010)教材であり、もとは2007年に高等教育出版社が出版されたが、今回、修訂を経て華北師範大学出版社より再版する。
516071 梦幻西游:清彩绘全本西游记
〔清〕佚名 绘 李天飞 解读 上海古籍 13,068円
【西遊記彩色書画帖の善本についての解説書】
江西省萍郷市図書館所蔵清代彩色『西遊記』書画帖は全300幅あり、中国内に現存する中で内容が最も整い、規模も最も大きな『西遊記』彩色書画帖である。この書画帖は石猴の誕生から経典の取得までを描いており、百回本のすべての回目の内容と完全に一致している。
本書画帖には作者の署名、款識、印章などが何一つ無いものの、登場人物・キャラクターが生き生きと描かれており、青緑石色を大量に用い、金属装飾などに純金を用いている点などを鑑みると、高水準の民間画工の手によるものとみて間違いなく、高い研究価値と観賞価値を備えている。
本書の著者李天飛は、この彩色書画帖に詳しい整理と評注を加え、擬題、編次、プロットの概要紹介、評注、原書回目との対応などが含まれている。著者は画面の細部に渡って精緻に考察しており、読者は書画の芸術的特徴や巧妙な構成、創作過程および背景、原書との差異などの問題についてより一層理解を深めることができる。
510652 水浒江湖:理解中国古代社会的另一条线索/王学泰文集
王学泰 广西师大 6,072円
515407 物色:金瓶梅读“物”记(增订本)
扬之水 中华书局 5,808円
514600 曹雪芹与《红楼梦》
吴新雷 江苏凤凰文艺 5,874円
【著名な紅学家の研究・評論集】
本書は、紅学の専門家である呉新雷(1933-)による、『紅楼夢』および曹雪芹に関する研究成果の集成。
内容は、曹雪芹の評伝、作品鑑賞の指南や解読、講演録、『白先勇細説紅楼夢』を評したインタビューなどのほか、昆曲折子劇『黛玉葬花』改訂本、および五万字の『紅楼夢』簡略本も収めている。
曹雪芹の評伝では、曹雪芹の生い立ちとその家族背景とが、『紅楼夢』という作品と密接な関係を持つことを明らかにしている。そのほかの収録内容についても、いずれも著者が紅学研究に身を投じてからの奮闘努力の結晶である。
515226 《西廂記》注釋彙評 上、中、下
〔元〕王實甫 原著 周錫山 編著 上 海 31,900円
『西廂記』は、元の王実甫による雑劇。元曲の代表作である。正式な題は『崔鶯鶯待月西廂記』。
本書は先行研究の成果を反映した『西廂記』の最新注釈本。また「彙評」部分は元明清三代の評論および近代以降の研究成果の集大成ともいえる内容となっている。
516454 隋唐演義 上、下(第3版)/中國古典名著·歷史演義類
褚人穫 著 嚴文儒 校注 劉本棟 校閲 臺灣三民 6,380円
514911 騙經:晚明中國的江湖騙術與防騙故事集
雷勤風 阮思德 編著 〔明〕張應俞 原著 臺灣麥田 5,280円
508327 中国工人文学史
李惠敏 主编 河 北 13,068円
515932 台灣近代詩的形成與發展(1920-1945)/臺灣文學叢刊
張詩勤 臺灣萬卷樓 6,820円
515401 20世纪八九十年代上海复兴和文学研究
朱婧 江 苏 4,862円
514969 20世纪80年代文学名作初刊、初版史研究
郭剑敏 浙江工商大 4,290円
514576 百年内地与香港新文学关系史:以南来作家为考察对象
计红芳 南京师大 4,290円
512027 中国现代文学论丛 第19卷第3期
张光芒 主编 南京大学 5,577円
515383 林语堂“入西述中”策略与作品影响研究
卞建华 科 学 8,448円
513009 茅盾研究 22 史料与阐释:茅盾研究的新探索
中国茅盾研究会 编 华东师大 4,862円
513035 细读张爱玲(增订本)/理想国·许子东文集
许子东 上海三联 5,874円
515551 理想,还需要吗:韩少功谈话录
韩少功 海 南 4,862円
515552 苏州故事/范小青自选集
范小青 江苏凤凰文艺 4,290円
515940 十個詞彙裡的中國(新藏版)/余華作品集
余華 臺灣麥田 5,280円
514984 域外故事集
徐则臣 译 林 4,290円
茅盾文学賞受賞者にして70後世代を代表する作家・徐則臣による最新短篇小説集。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアをまたぐ世界の各地を漂泊する「異郷の人々」の姿を描き出し、人間の孤独と困難に対するおだやかな“解答”をさぐる。
コロンビアのゲリラ活動家詩人による覆面朗読、インドの空港で原稿を奪い去る奇妙な猿、ベラルーシの氷河でひとり釣りをする男、ニューヨークのセントラルパークで中年の危機に直面する“スピノザ”など、多彩な舞台で展開される9か国・10篇の物語。
514919 巨人身影:鍾肇政百歲冥誕紀念文集
鍾延威 主編 明史研究 7,150円
515931 大河之下:鍾肇政中短篇小說研究/當代文潮
錢鴻鈞 5,720円
515934 現代小說家的創作美學與敘事風景/當代文潮
蔡知臻 5,060円
515755 人工少女
〔马来西亚〕龚万辉 浙江文艺 4,862円
マレーシアの華人作家・画家である龔萬輝の長篇小説。
未来の世界を舞台に、父親である「私」が人工の娘を連れて、時の扉をくぐり抜けながら過去と現在を行き来し、個人の記憶、心の傷、そして文明の意味を探る旅を描いている。
濃密で粘着性のある文体と、多層的な語りを採用し、主人公の過去の生活に登場した親族や友人、そして自身の物語をひとつひとつ丁寧に紡いでゆく。人間の感情に対する鋭い観察と繊細な描写により、文学の力で読者の心を癒すことを目指している。
形式、主題、修辞のいずれにおいても独自性が際立っており、『人工少女』は龔万輝の長年にわたる創作活動の集大成とも言える作品となっている。
515756 沙漠里的故事
(新加坡)尤今 浙江文艺 4,862円
514368 赛珍珠:我的父亲母亲
〔美〕赛珍珠 著 洪晓寒 徐京瑾 译 南京大学 4,290円
ノーベル文学賞作家パール・バック(中国名:賽珍珠、1892年6月26日 – 1973年3月6日)は、中国を舞台にした小説『大地』の作者として有名である。
生後3ヶ月で宣教師である父と母に連れられて中国に渡り、英語と中国語の両言語を話すバイリンガルとして育った。大学教育を受けるためにアメリカに戻ったが、卒業後はまた中国へ戻り、南京大学ほかで文学を教えた。彼女の旧居は長年にわたり南京大学中国語学科のオフィスとして使われたが、現在では博物館となって一般公開されている。
本書は、パール・バックが自身の両親について綴った回想録で、文学作品であると同時に貴重な歴史の史料でもある。
514974 近代音簡表
麥耘 編著 上海中西 4,862円
【『中原音韻』『蒙古字韻』などを駆使した近代音韻表】
本書は、上編「近代音簡介」、下編「韻表」に分かれる。
上編は近代音韻論の概要であり、介音、声母、韻母に分けて、主に『中原音韻』と『蒙古字韻』における各種問題を整理するとともに、両書の差異やそれぞれにおける代表的な音韻論について分析している。『蒙古字韻』はこれまであまり研究されてこなかったため、その紹介の方に比較的重点が置かれている。
下編「韻表」は、まず、『中原音韻』に基づいて50の介音をもつ韻母に分けた(楊耐思『中原音韻系研究』よりも2つ多い)。また、『韻略易通』の「早梅詩」を用いるとともに、『中原音韻』に基づき、「仰」母を加えて21声母とした。そして、『中原音韻』の常用字を採用するとともに、『蒙古字韻』『韻略易通』『中州音韻』などに基づき、『中原音韻』から漏れた常用字を補っている。さらに、『蒙古字韻』のパスパ文字発音表記を書き足し、特に『蒙古字韻』にはあるが『中原音韻』にはない三等・四等字(拗音)の対立関係を破線や点線などで分割して示し、その違いがわかりやすいように工夫した。
515393 吳氏遺著
劉青松 夏文佳 點校 〔清〕吳夌雲 撰 社会科学 5,874円
516160 故宫清抄本《西番译语》综合研究
施向东 上海中西 6,468円
【新発見の清写本チベット語−漢語対訳本について総合的に論じた入門書】
本書は、『西番訳語』という、長い間故宮に眠っていた新発見の重要文献について総合的に研究し、それが漢語の音韻学、訓詁学、方言学、校勘学、チベット語発音史、漢語−チベット語比較研究において重要な位置づけにあることを示す一冊である。
『西番訳語』は、明清時代の二言語対訳叢書『華夷訳語』の一種であり、様々な写本や版本が存在する。明代にはすでに乙種本、丙種本の『西番訳語』が現れ、清代には明本を模範とした様々な『西番訳語』の版本が作られたが、そのうちの一部9種類は、漢語と、四川で流行ったチベット語方言5種およびその他のチベット・ミャンマー語4種との二言語対照辞典であり、書名も『川番訳語』といい、各書の規模や項目は明本と同じである。新発見の故宮清写本『西番訳語』は明本の修訂増補本であり、項目はほぼ明本の3倍あり、修訂箇所もかなり多い。本書は、この清写本の総合研究であり、清写本『西番訳語』の基本的な姿、語釈についての研究、チベット語−漢語転写についての研究、清写本の乙種本からの拡充と校正についての研究、清写本そのものの校勘、清写本『西番訳語』に基づく清初における官話の発音についての研究、チベット語−漢語の“r”音史についてのテーマ別研究が含まれている。
巻末には附録として清写本『西番訳語』の校注を収める。
510619 浙江方言资源典藏·宣平
雷艳萍 浙江大学 4,862円
510620 浙江方言资源典藏·绍兴
施俊 王海意 浙江大学 4,862円
510325 吴语语法调查与研究/吴语语法研究系列
李旭平 孙晓雪 上海中西 6,468円
【呉語の計量的調査および比較を行った研究書】
本書は、呉方言の十余の方言点を選び、呉方言自体の語法的特徴に基づいてアンケートを行い、呉語の語法的特徴やその内部差を明らかにしている。
本書では、語法アンケートやフィールドワークを通じて、2つの中心的な問題を提示している。一つは「対外」、つまり呉語とその他の中国語方言の語法的特徴との相互比較であり、もう一つは「対内」、つまり呉語の各地域や地理環境の内部における語法的差異の比較である。一つ一つのカテゴリや例文の調査任務、方言語法調査の方法論という問題について詳しく述べ、対象となる方言における各語法の参照項目の基本値を効率よく得ることで、相応な語法カテゴリの系統を構築し、これからの比較/専門研究の基盤となることを目的としている。
515396 祁门方言语法研究/汉语方言语法研究丛书
陈瑶 社会科学 7,656円
515395 云南边境地区阿卡语言文化调查与研究
何亚琼 社会科学 5,577円
515709 认知和语用视角的汉语语义演变研究/汉语语义演变研究丛书
吴福祥 董秀芳 李明 等 安徽教育 7,128円
515710 语言类型学视角的汉语语义演变研究/汉语语义演变研究丛书
吴福祥 陈前瑞 等 安徽教育 8,712円
515711 接触语言学视角的汉语语义演变研究/汉语语义演变研究丛书
吴福祥 覃凤余 等 安徽教育 6,468円
515214 汉语“动+介+宾”结构的构式化与构式演变
罗耀华 科 学 8,448円
515394 现代汉语省略研究
殷树林 杨帅 尹若男 社会科学 5,808円
515392 汉语数量的范畴化与去范畴化研究
陈勇 人 民 6,468円
515564 美術史與書籍史 2
章暉 王劍 主編 上海书画 11,088円
『美術史與書籍史』は、2024年に上海書画出版社と美弟奇上海中心が合同で創刊した学術輯刊。年二回発行。
内容は美術史と書籍史の二部構成。美術史は中外の絵画史および中国書法史。書籍史は古籍版本、抄写、印刷、出版、収蔵などに関する論考を掲載する。
516336 本土与全球/中国材质艺术
〔美〕巫鸿 编著 上海书画 8,448円
「中国材質芸術」叢書は、テーマ別の分析を通じて、中国芸術におけるさまざまな素材の開発と使用、そしてそれらの材料が中国美術史において果たしてきた重要な役割を深く探究するシリーズ。
本書『本土与全球』のテーマは、清代宮廷芸術における多様な新素材と芸術形式の導入と活用である。
清朝の成立とともに、政治・経済ネットワークが変化し、清代の支配者たちは、かつて見たことのない「南国の品々」、特に東南アジアからの大量の翡翠羽根の貢品に触れるようになった。
同様に、清宮が獲得した新しい芸術素材である「和田玉」に対して、乾隆帝は特定の貢玉制度を設け、「大玉山」という新たな芸術形式を創出した。「浮彫玉石」類の装飾品や器物は、古代バビロニア、ギリシャ、ローマの作品に起源を持ち、「西洋錦」も「浮彫玉石」と同
様にヨーロッパ由来の製品であり、外交や商業を通じて清宮に伝わり、影響を与えた。「紙」は芸術素材として、二つの歴史的側面を有する。一つは中国の葬送文化における位置と発展、もう一つは清宮における継続的な使用である。
最後に、現代芸術家・劉建華が長年にわたり「磁器(陶磁)」を素材として創作を続けてきた軌跡について紹介し、本書の編者・巫鴻と劉建華との対談も収める。
515242 敦煌壁画中的衣食住行/敦煌艺术书系
胡同庆 文 物 6,468円
510690 六國古璽百品解析/篆刻小叢書
孫長銘 編著 浙江美术 3,135円
510689 礼乐·乐器·交通:多元视角下的古代音乐文化研究
李虎 广西师大 5,808円
510371 激荡的拓荒时代
吴昱朋 上海大学 4,862円
514375 1930年代“时代的狂飙”
季晓宇 上海三联 6,468円
514990 经典再造:四大名著的电视剧改编
张阳 金强 中华书局 5,577円
515243 中国抗战漫画运动研究
孔祥宇 5,808円
515014 巍巍学府:复旦·上医与近代中国(1905-1949)
王启元 复旦大学 4,939円
515024 长江鱼类图鉴/长江水生生物多样性研究丛书
危起伟 等 科 学 21,890円
515247 天学数原
邓可卉 科 学 12,408円
本書は、中西(中国と西洋)の古代および中古時期における天文学の数学的源流について、「古希腊篇」「古代中国篇」「近代(明清)篇」の三篇に分けて論じる。
「古希腊篇」では、「数」の観点から西洋天文学における幾何学的モデルの知識の起源を探る。西洋科学の伝統、プトレマイオスの理論哲学思想、数学的認識論などを中心に分析・考察が行われており、さらに西洋天文学における原型概念の変遷や、プトレマイオスの「調和思想」についても言及される。
「古代中国篇」では、中国古代の天文学理論の数学的基盤について論じる。『周髀算経』をはじめとする古典文献を取り上げ、渾天説の数理モデル構築過程、漢代以降の「九道術」、祖沖之による『大明暦』の創設理論などが詳しく検討されている。
「近代(明清)篇」では、明清時代における「地円説」(地球球体説)という異質な文化の流入を研究対象とし、『崇禎暦書』に見られる幾何学モデルを含む「度数の学」の発展過程を分析する。西洋から伝来した幾何学的手法を中心に、明清期のさまざまな典籍における天体モデル、理論、方法の翻訳と受容の様相を体系的に考察する。
総じて本書では、天文学の理論と数学的構造が、文化を越えてどのように交流・変容してきたかを明らかにする。
511742 中国天文史料汇编
《中国天文史料汇编》编委会 编 中国科技 16,940円
1975年に中央三部委員会(教育部・科学部・国家文物事業管理局)より発せられた「整理祖国天文資料」任務に基づいて、全国の関係機関より二百名を超える人員が組織され、古籍文献の調査が開始された。その成果として、『中国古代天象記録総集』および『中国天文史料彙編』の二種が編成され、全国科学大会に献呈された。
1988年、まず『中国古代天象記録総集』が江蘇科学技術出版社より出版された。
『中国天文史料彙編』の方は、1978年に油印本が完成し、関係機関の審査を経て、その意見に基づいて修訂が行われた第二稿が1982年に完成した。そのうち「人物事略」が第一巻として1989年に科学出版社から出版されたが、第二巻以降は関連機構や人員の調整等の原因によって制作が遅延していた。
515023 融“西”继“绝”:乾嘉天算专门之学论稿/观象
陈志辉 上海古籍 5,808円
514566 近代中国科学传播的实践历程与启示
王伟 上海科技 5,577円
