中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
易 上 六十四卦 /馬王堆出土文献訳注叢書 上製
池田知久,李承律/馬王堆出土文献訳注叢書編集委員会編
出版社:東方書店
出版年:2022年10月
コード:22214   404p   ISBN/ISSN 9784497222145
 
価格 8,250円
  <在庫有り>
弊社出版物で在庫がございます。
 
カートに入れる

占いの原型

中国古代文化研究の新しい地平を切り拓く必読文献!
本訳注書は上下二冊から成り、上冊は馬王堆帛書『易』の経に相当する『六十四卦』、下冊は伝に相当する『易傳』六篇(二三子問篇・繫辭篇・衷篇・要篇・繆和篇・昭力篇)である。
下巻はこちら
シリーズ一覧はこちら

本訳注書は、上下二冊から成っている。馬王堆『易』の構成に従って『六十四卦』とそれに関連する部分を上冊とし、『易傳』六篇(二三子問篇・繫辭篇・衷篇・要篇・繆和篇・昭力篇)とそれに関連する部分を下冊とした。但し、馬王堆『易』の『六十四卦』と『易傳』六篇とは厳密に区別して取り扱われるべきである。なぜなら、前者の基本的な性質は(古い時代に由来する)占いの書であるのに対して、後者は(その基礎の上に新たに展開させた、儒教を中心とする)思想の書だからである。(「始めに」より)

著者の言葉
 馬王堆『易』の全体は、『六十四卦』と『易傳』六篇から成る。『六十四卦』の名称については、裘錫圭『集成』は『周易』と呼ぶが、本書では『六十四卦』という名称を用いる。馬王堆本の「経」に相当する部分を、当たり前のように周王朝・周文化と関係づけてしまうのは、適当ではないからである。(略)
 『六十四卦』は、馬王堆『易』の「経」に相当する。戦国後期以前の成立と考えられる『六十四卦』それ自体には、これを「経」として取り扱うという意識があったか否かは不明である。と言うよりも、この段階では単なる卜筮家の占いのためのマニュアル本であるにすぎず、だから儒教の經典とするといったような意識はまだ持っていなかったはず、と推測することができる。
 しかし、『易傳』六篇になると、『易』を単なる占筮(占い)の書から脱皮させて儒教の経典として取り扱う、すなわち『易』を儒教化経典化するという意識が、明確に存在している。『易傳』六篇は篇ごとに濃淡・強弱の差こそあれ、六篇いずれもこれを持っており、この点ははっきりと認めることができる。(「馬王堆『易』の『六十四卦』と『易傳』六篇」より)

構成

始めに
凡例
参考文献

馬王堆『易』の『六十四卦』と『易傳』六篇
馬王堆漢墓とその出土資料の概略

六十四卦


■編著者紹介
池田知久(いけだ ともひさ)
1942年、朝鮮に生まれる。1965年、東京大学文学部卒業。1980年、東京大学文学部助教授、以後、同文学部教授、大東文化大学文学部教授、中国山東大学儒学高等研究院教授を歴任。東京大学文学博士。現在は東京大学名誉教授、山東大学名誉教授。專門は中国思想史。主要著書は、『馬王堆漢墓帛書五行篇研究』(汲古書院、1993年)、『老荘思想』(改訂版、放送大学教育振興会、2000年)、『池田知久簡帛研究論集』(中華書局、2006年)、『老子』(東方書店、馬王堆出土文献訳注叢書、2006年)『道家思想の新研究』(汲古書院、2009年)、『郭店楚簡老子の新研究』(汲古書院、2011年)、『老子 その思想を読み尽くす』(講談社、2017年)。

李承律(イ スンリュル)
1967年、韓国ソウル生まれ。2001年、東京大学大学院博士課程修了。2003年、同大学院(東洋史学)講師、中国山東大学儒学高等研究院副教授を経て、現在慶北大学校哲学科副教授。東京大学文学博士。主要著書『郭店楚簡儒教の研究―儒系三篇を中心にして―』(汲古書院、2007年)、『죽간ㆍ목간ㆍ백서, 중국 고대 간백자료의 세계 1(竹簡・木簡・帛書,中国古代簡帛資料の世界1)』(藝文書院、2013年)の他、論著多数。
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について