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アジア遊学 168 近代中国美術の胎動
瀧本弘之,戦暁梅 編
出版社:勉誠出版
出版年:2013年11月
コード:   244p   ISBN/ISSN 9784585226345
 
価格 2,640円
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中国の近代美術はどのように展開したのか? 「伝統」「新興」「国際化」の三つの視座から中華民国期の美術家・藝術運動を解明する――。
伝統画壇は、辛亥革命の新時代へどう対応していったか。日本美術界との協調的な関係はどう変化したか。また魯迅が提唱した木刻運動やシュールレアリスムから出発した前衛絵画の動向など、新興藝術はどう発展したか。加えて民間美術や商業美術への視野の拡大と東アジアへの地域的広がりをも含めて考察する。
アジア遊学146号「民国期美術へのまなざし」の続編。

目次:
序論 「民国」をめぐる随想(瀧本弘之)

(1)伝統絵画の革新
 「模古」の真意は何処に:金城の絵画と絵画論から(戦暁梅)
 ◎コラム 中国初の国家博物館:古物陳列所(戦暁梅)
 呉昌碩が日本にもたらしたもの:河井荃廬・長尾雨山を介しての伝播(松村茂樹)
 ◎コラム 碑学の発展と金石書画の興起(海上派)(松村茂樹)
 呉友如と『点石斎画報』:ペン画と写真製版石印(三山陵)
 ◎コラム カタイ幻想を西洋に伝達した「外銷画」(瀧本弘之)
 ◎コラム 土山湾画館:洋画の揺籃としての評価高まる(東家友子)
 ◎コラム 周湘:未解明の早期美術教育家(東家友子)
 民国期の伝統版画:詩箋にみられる一側面:『北平箋譜』から『詩婢家詩箋譜』まで(瀧本弘之)
 ◎コラム 月份牌:民国に栄えた「商業美術」の代表格(三山陵)

(2)新興藝術の動向
 前衛絵画の「代理戦争」:日中戦争におけるモダニズム絵画とプロパガンダ(呉孟晋)
 ◎コラム 決瀾社の画家たち(呉孟晋)
 魯迅とドイツ版画:メッフェルト、コルヴィッツの作品紹介をめぐって(東家友子)
 ◎コラム 魯迅と美術(奈良和夫)
 ◎コラム 木刻青年たち(瀧本弘之)

(3)国際化と交流の流れ
 日中洋画壇の架け橋(陳抱一)
 ◎コラム 競い合う徐悲鴻と劉海粟:共和国に並び立たぬ?「両雄」(瀧本弘之)
 斎藤佳三と林風眠:知られざる東美校教授と国立藝術学院院長の交友(吉田千鶴子)
 陳抱一と日本:国境を超える美術史への手がかりとして(劉建輝)
 ◎コラム 民国期に三回行われた「全国美術展」:それぞれの時代を映す(瀧本弘之)

あとがき(戦暁梅)


【関連書籍】
アジア遊学 146 民国期美術へのまなざし  勉誠出版 2011年10月
『点石斎画報』にみる明治日本  石暁軍 著 東方書店 2004年02月
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