目次: ■巻頭詩 龍の髭 中本道代 ■詩 ÜBEN 伊藤浩子 ■小説 ノンセクトラジカル 青来有一 消えない噂 労馬 [訳]飯塚容 ■小特集 台湾現代詩交流――『笠』の詩人たち ■解説 詩人の魂の響き合い――『三田文學』と台湾現代詩文芸誌『笠詩刊』との交流について 関根謙 ■笠詩社詩作品 もう二度とあなたのために詩は書くまい/存在するのかしないのか/雪の声 李魁賢 [訳]櫻井毬子 血の色/魔法の鏡 林豊明 [訳]櫻井毬子 俏皮公主キュートプリンセスに会って/壩頂での沈思――烏山頭ダム 利玉芳 [訳]櫻井毬子 台湾梅花鹿ハナジカ哀歌/鳥と水――肢体障碍者及び視覚障碍者の友人たちに捧ぐ 謝碧修 [訳]櫻井毬子 ■評論 森鷗外と名倉幸作――新出の鷗外和歌および幸作の履歴を紹介する 山本晶 ■三田文學の作家たち 伴天連な日々 小林かをる 色きえて 川名敏春 カブトムシ 髙木智視 終わらなかった日 川勝浩人 ■復活 学生創作セクション 4 魔女の目 松村美里 [解説]ガールズ・ドント・クライ 大串尚代 ■追悼 高橋昌男 高橋文学の原点と遺作 坂本忠雄 古武士の本懐 古屋健三 懐の深い友 坂上弘 高橋昌男のこと 髙橋勇 ■短歌/随筆 千年を隔てた恋の歌のやりとり[第十二回] 水原紫苑 ■俳句/随筆 死季折々[第十二回] 髙柳克弘 ■映画評 電影的温故知新[第四回] 佐藤元状 ■音楽評 ラップの詩学[第三回] 大和田俊之 ■書評 森雄治詩集『蒼い陰画』 杉本徹 添田馨『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』 岡本勝人 金志映『日本文学の〈戦後〉と変奏される〈アメリカ〉 占領から文化冷戦の時代へ』 巽孝之 谷崎由依『藁の王』 藤村咲希 ■連載 新連載辻野久憲 一 ――白の幻影 長谷川郁夫 新連載「私」的OKINAWA通信 ――つなぐ言葉を探して① 崎山多美 迷宮の夢見る虎 6 震える磁石コンパスの針の先に 今福龍太 『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(三)――マルクスとエンゲルスの「新たな協働」 浅利誠 ろばの耳 西沢貴子/深澤茂樹 大銀杏の下で 菅美幸 新 同人雑誌評 柳澤大悟/加藤有佳織 ■イベント 来日した中国版『リチャード三世』について 飯塚容 朝吹真理子『TIMELESS』をめぐって:ディスカッションと講演 青春賞・新人賞作家大いに語る!――『三田文學』一三六号掲載織田作之助青春賞をめぐって
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