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日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち(DVD)
ホアン・ヤーリー 監督
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出版社:ダゲレオ出版 |
コード: ISBN/ISSN DAD19050 |
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1933年、日本統治下の台湾――。 僕たちは日曜日、台南の街を散歩しながら詩を語る。 日本語で新しい台湾文学を作ろうとした、僕たちの時代。
1930年代、日本による植民地支配が40年近く経過した台湾は、安定した同化の段階に至っていた。この時期において台湾に登場したのが、モダニズム詩人の団体としては最も早い、「風車詩社」である。 日本の文学者たちとの交流や、留学先の日本で最先端の文化や芸術に触れる中で、西洋モダニズム文学の波は、台湾の若き詩人たちに大きな衝撃をもたらした。マルセル・プルースト、ジャン・コクトーなど、西洋モダニズム文学に対し大きな憧れを抱いた彼らは、仕事が休みの日曜日になると、古都・台南を散歩しながら、シュルレアリスム詩について語り合った。母国語ではない日本語で詩作する事への葛藤と哀しみを抱きつつ、彼らは自分たちの台湾文学を築こうと、同人雑誌『風車』を創刊した。しかし植民地支配下の台湾ではプロレタリア文学が主流であり、彼らのシュルレアリスム詩は理解されず、風車詩社は1年半で活動を終える。 1937年、盧溝橋事件をきっかけに日中戦争が勃発する。日本の敗戦を経て、戦後は蒋介石の中国国民党による独裁時代へと移っていく。1947年の二二八事件では、風車詩社の主要メンバーであった楊熾昌と張良典が無実の罪で入獄させられ、1952年には白色テロによって李張瑞が銃殺された。 日本語で自分たちの新しい台湾文学を築こうとした、シュルレアリスム詩人たちの葛藤と、その時代の日本人文学者たちとの交流、そして西洋モダニズム文学のもたらした衝撃が、貴重な資料映像と、彼らの詩と共に映し出されていく。
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