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あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち(上)北海道・東北・中部・関東編
藤沼敏子
出版社:津成書院
出版年:2020年07月
コード:   580p   ISBN/ISSN 9784991018213
 
価格 2,750円
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満蒙開拓とは何だったのか、敗戦直後の旧満州で何があったのか、なぜ、残留邦人たちは長く帰国できなかったのか。そこには何があったのか。ひとりひとりの証言は、出来事としての歴史を語っています。それを引き継いでいかなくてはなりません。ですから、活字の苦手な若い方には、彼らが確かに存在した証(あかし)、YouTubeの残留婦人たちの生の声を聞いていただきたいと思っています。私は歴史学者のような歴史を描きたいのではありませんが、絶えず満蒙開拓とは何だったのか、先の戦争とは何だったのか、という考えが頭をよぎります。市井の人々にとっての満蒙開拓、先の戦争とは。歴史を次に継承していくには、歴史学者に任せるのではなく、市民レベルで「何があったのか」を記録し検証していかなくてはなりません。それには、語る人(証言者)と聞く人(私)がいて、それを本で読んでくれる人、インターネットで聞いてくれる人が必要です。時の権力者と日本の軍部、関東軍とのパワーゲームの様相を描いた満蒙開拓ではなくて、「小さな人[1]」の声を集め、「小さな人」の声を通して満蒙開拓と先の戦争の真実に近づきたいと思います。あの戦争がどういうものだったのか。「小さな人」たちは、どう生きたのか、死んだのか。あの戦争を生き貫いて、今を奇跡的に生きている34人の残留婦人たちの生の声、生き様を後世に伝えるのが、本書のねらいです。

目次:
推薦の言葉「不条理な過去を未来へとつなぐために」高柳敏男(法政大学教授)
はじめに
第1章 北海道(7人)
第2章 東北(9人)
第3章 中部(18人)
第4章 関東(6人)
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