集沙門不應拜俗等事校注
/佛門典要
精装
〔唐〕釋彥悰 纂録 劉林魁 校注
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出版社:上海古籍出版社 |
出版年:2023年08月 |
コード:495335 324p 22cm ISBN/ISSN 9787573207715 |
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『集沙門不応拝俗等事』は、唐高宗期の僧侶彦悰(627-649)の仏教書で、その内容は、東晋南北朝から唐初までの200年間における、沙門による君親の敬拝・不敬拝というテーマをめぐる討論によって生まれた90篇の文章を収集している。本書はその校注整理本。
本書は2点の学術的価値をもつ。
まず1つ目は、思想史および仏教史的価値。沙門による君親の敬拝・不敬拝は、外来宗教である佛教が儒教の孝親観念と相いれないことを象徴する問題であり、仏教が中国化する過程における重要な議題のひとつであった。本書は、まさにこの歴史的過程を記録したものである。
2点目は文献的価値。巻三から巻六までに収録された77篇のうち56篇は、他の仏教書等に収録されていない。これらの文献には、唐高宗期における僧侶と世俗文化、官員自身の信仰と国家の利益、朝廷と僧団における沙門敬拝君親問題についての利益闘争がよくあらわれているのである。
縦組繁体字。
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