|
|
宝水
精装
乔叶
|
|
出版社:北京十月文艺出版社 |
出版年:2023年08月 |
コード:493236 527p 21cm ISBN/ISSN 9787530222669 |
|
|
|
在庫僅少
弊社の在庫が2,3部以下のものです。店頭在庫については別途お問合わせください。
|
|
|
|
|
『宝水』は、「70後」作家・喬葉の長編小説。 舞台は中国の片田舎、不眠症で新聞記者を辞めた農村出身の地青萍が、旧友の原承功の故郷・宝水村で民宿の経営を手伝うまでの物語が、平易だが繊細な文体を用いて、冬春夏秋と移り変わる四季の章立てにより描かれている。「よそ者」地青萍は次第に田舎生活に溶け込み、農村建設に携わる周囲の人びとと関わりながら、古びた村を文化の香り漂う観光村に変貌させるという、大きな時代の変化を体験する。 作者の20年にわたる郷村経験や各地の実地調査が、濃厚な郷土色と独特の地域性を作品にもたらしており、中国農村の変化をリアルかつ繊細な筆致で伝えている。作中では、心理、地理、時間などいくつもの多層構造が展開され、また本文の過半を占める方言表現も作品の重要な要素となっている。 強い時代的感覚と臨場感をもって農村のノスタルジアと変化を描き出した本作は、2023年、女性作家の作品として初となる茅盾文学賞を受賞した。
|
|
|
|