江戸の漢方名医 北山寿安の思想研究
洪涛/矢嶋道文 監修
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出版社:クロスカルチャー出版 |
出版年:2023年02月 |
コード: 410p ISBN/ISSN 9784910672168 |
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江戸の漢方名医北山寿安の思想研究。初の本格的な研究書。革新的な医論形成課程を論じ、医書『北山医案』の現代語訳と解説を施す。
小林製薬、武田薬品そして塩野義製薬などの大手薬品メーカーの本社がある大阪・道修町の名前の由来は、北山寿安と関係があるという。江戸時代に「浪花随一」といわれた漢方名医北山寿安は、長年にわたり、長崎や大坂で活躍して漢方医学界に多大な足跡を残した。本書は寿安の生きた時代、当時の日中の思想状況も視野に入れながら革新的な医論形成のプロセスを論じ、その業績を反映する「北山医案」の現代語訳と解説を試み、彼の臨床の実像と医療思想を明らかにする。 寿安は、富豪が分不相応に少ない謝礼をすれば責めるが、貧者には薬ばかりではなく、米や銭まで与えた、高徳の医者だった―。
目次: 洪涛氏『江戸の漢方名医 北山寿安の思想研究』刊行に寄せて(矢嶋道文) はじめに 本書の意図 序章 先行研究と本書の構成 第1章 北山寿安の生きた時代背景 第2章 北山寿安の生い立ち 第3章 北山寿安の医学知識の形成 第4章 北山寿安の漢方思想 むすび 北山寿安の意義と課題 北山寿安略年表 参考文献 謝辞 索引
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