文徴明・桃源問津図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874405 |
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文徴明、「明四家」の1人、沈周と「呉門画派」を創始。 詩、文、書、画どれも一流の「四絶全才」である。 儒家の温厚穏和な風格を絵に込めて、「天真爛漫、古人に劣らず」である。 まさに「一葉の文人の舟」のごとくで、止まるを知ってのち定まるあり、定まってのちよく静かに、静かにしてのちよく安く、安くしてのちよく慮り、慮りてのちよく得う。
桃源問津図 紙本著色、縦23㎝、横578.5㎝
桃源郷は中国古代の文芸作品の重要な題材で、主に神仙の住む世界と人間世界の2つのタイプがある。本作品は人間世界の光景で桃源郷を表現している。画巻全体にわたって遠くの山やいくつも連なる丘陵、青々として重なり合う緑、横に流れる渓流、うっそうと茂る樹木、村落の家々が、互いに引き立て合い、山道で杖を手に滝を眺める老人、幼子を連れて庭の垣根の近くで道を尋ねる女性、家の中で腰を下ろして酒を飲みながら談笑する4人の男……静かな田園生活に調和する平凡な人間模様を描いている。
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