唐寅・溪山漁隠図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9874909874382 |
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唐伯虎、明四家のひとり、江南呉門第一才子と称した。 宗画の伝統を継承しつつ新風を吹かせ、何者にも縛られない奔放な気性を加え、一時は知らぬ者がいないほどの名声だった。 『感懐』という詩作で以下のように詠んだ。「金丹を練ぜず座禅せず、餓え来たらば飯を喫し、倦み来たらば眠る」絵は酒代に。 「生涯画筆詩筆を兼ぬ、花辺と柳辺に跡をつく」世上の閑人、地上の仙人……。
溪山漁隠図 絹本著色、縦30㎝、横610㎝
唐寅晚年の最高傑作。画面の中では太公望の釣り、荘子と恵子の知楽魚、陸羽の茶等の故事やいきさつをほのめかしており、これこそ作者が憧れた隠居生活である。 山石、樹木、家屋、人物の配置に大いに創意工夫がなされる。運筆は変化に富んで濃厚、色彩はあでやかであるが気品を失っておらず、爽やかで秀麗な景色である
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