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八大山人・河上花図 /中国美術史・大師原典 上製
中信美術館/橋本健太 訳
出版社:中信出版日本
出版年:2019年02月
コード:      ISBN/ISSN 9784909874351
 
価格 3,300円
  <品切>
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八大山人は、清初「四僧」の1人、「非常に簡潔な」水墨画の最高峰。
その写意の画面は、わずか数筆で、余白は多く、余白部分も画の部分とみなす、いわゆる「白を計らい、黒に当る」画法である。
描く魚、鳥はいずれも「白眼を上に向け」て、泣いているような、笑っているような、もの悲しさがある。
孤独で何者にも屈しない冷淡な顔は、彼の清朝の支配者に対する「非協力」を表す。

河上花図
紙本水墨、縦47cm、横1292.5cm

康熙16年に描かれた『河上花図』は、八大山人の生涯では珍しい長編大作、自らの詩と書と共に、完全で総合的な芸術作品を完成させた。
全巻にわたって蓮の花を主とし、墨で蓮の葉を描いて、線で花びらの輪郭を取り、筆数は少ないが込められた画意は豊富で、濃淡がにじみ合う。斜面の岩や流水、老木や石のかけらは入神の技で描かれ、粗と細、曲と直、剛と柔、虚と実のバランスが絶妙である。
各種の草木、竹や蘭は、淡墨で半渇きの筆を側筆でこすりつけるようにして描き、濃墨の点苔で表現し、まばらに分布するさまに趣があり、重厚で力強い。巻末に描かれた高所の谷からの瀑布は、あたかも作者の波乱に満ちた生涯を隠喩するかのごとくである。
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