李公麟・西岳降霊図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874290 |
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李公麟、白描の名手、宋画の第一人者。「神は万物と交わり、智は百工と通ずる」。 余分な装飾はせず、細く軽やかな筆遣いで典雅を極め、「天下一の絶技である」。 人物画や宗教画は呉道子の趣から、気韻の秀麗さは王維から得た。 著色山水画は李思訓の心法を模範として、馬の絵は韓幹を超える。あらゆる巨匠の長所を取り入れ、後世では「第一大手筆」(第一の大名手)と称賛される。
西岳降霊図 紙本水墨、縦26.5cm、横513.5cm
ある貴族の「大人物」とその家族が狩猟に出かける情景を描く。 巻頭は鷹や犬が先導し、主人公が登場する際は前後を取り巻きが囲み、次いで身内の女性が使用する豪華な牛車が現れる。至れり尽くせりの娯楽用の品々、あらゆる面で贅を尽くした豪奢な様子を、余すところなく表現している。 中国絵画の中で、線と墨の濃淡だけで事物を描く白描画法は、最も純粋で、特色のある技法である。李公麟の白描は後世の絵を学ぶ者たちの手本となり、「群龍の首のごとく」、代々伝えられている。
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