呉道玄(呉道子)・送子天王図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874283 |
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呉道子は絵画史において「画聖」と崇められる。 「三葉描」を創始し、描かれる人物の衣の袖がひらひらと、風に吹かれたように飛揚する。 顧愷之の描線が「蚕が糸を吐く」ごとくしなやかで定速ならば、呉道子の描線は「呉帯当風」、奔放で力強い。
送子天王図 紙本水墨、縦35.5cm、横338cm
またの名は『釈迦降生図』である。釈迦牟尼が降誕した後、父の浄飯王に抱かれて大自在天に拝謁する情景を描く。 作品の中では人物、鬼神、瑞獣等が数十体描かれ、威厳ある天王、風格のある大臣、慈悲深い夫人、恭しい侍女、どう猛な鬼神、生き生きとした瑞獣等、想像力がたくましい。 「呉家様」の線描は、太さに変化をつけ、気の向くままに流れるようで、人物の衣の皴や鬼神のどう猛さ、揺れ動く炎も生き生きと表現し、余裕が感じられる。
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