張択端・清明上河図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874245 |
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<品切>
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張択端、北宋の偉大な都市画家、その作品は中国一の長画巻と称賛される。 6メートル近い長画巻は500人余りが描かれ、それぞれが生活の真っただ中にいるようで、観る者誰もが画家への尊敬の念にうたれる。 宗徽宗が最初に本画巻を収蔵し、その後はさまようように点々とし、後世の帝王の多くが手に入れたいと望んだ。 画巻は5回宮殿に収蔵され、4回盗まれるという数奇な運命をたどった……。
清明上河図 絹本著色、縦25cm、横529cm
清明節の北宋の都・汴梁城の東角子内外と汴河両岸のにぎやかな情景を描く。 清明節は中国伝統の節句、二十四節気の一つ。墓参り、寒食(火を使わない食事)、挿柳(健康等を祈って柳の枝を髪などに挿す)、遠足、凧揚げ等を行い、画巻はちょうどその様子を表現している。街は人や馬車の往来がひっきりなしで、行商人や人足は大忙しだ。遠くでは農民が農作業をしている。 工筆と写意の中間にある「兼工帯写」の画法を用い、著色は簡素で洗練されている。構図は鳥瞰式全景法で画面を形成する。
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