閻立本・歴代帝王図巻
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874184 |
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<品切>
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カメラのなかった古代、皇帝や諸侯の肖像、朝廷の重大事件は、常に絵画によって記録された。 これが宮廷画家の主な職務で、閻立本は親子3人でこれによって隋、唐両時代に名を馳せた。 家学と才能によって、彼は右丞相にまで上り詰め、時として「右丞相は絵画によって名を馳せた」と言われる。 彼は歴史を題材に絵画を制作して政治に貢献し、絵画はこれをきっかけに時代と社会の重要な史料となった。
歴代帝王図巻 絹本著色、縦51cm、横531cm
描かれるのは漢朝から随期までの13人の皇帝の肖像。皇帝は、あるものは立ち、あるものは端座し、構図は「主を大きく従を小さく」の方式を採用、皇帝のイメージを突出させる。いずれの皇帝にも大きな文字の傍注があり、在位期間および仏教や道教に対する姿勢が記述される。統治者に共通した気質を注意深く描くだけでなく、各帝王の政治的功績を基に、個性を際立たせてその人物のイメージを表現した。 画巻は全て鉄線描という鉄の針金のような線で描かれ、衣類の皺、ひげ等は細く整って力強く、古代絵画として一流の作品であり、初唐絵画の手本となるにふさわしい。
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