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張萱・虢国夫人遊春図 搗練図 /中国美術史・大師原典 上製
中信美術館/橋本健太 訳
出版社:中信出版日本
出版年:2019年02月
コード:      ISBN/ISSN 9784909874177
 
価格 3,300円
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唐初期は国力が強勢で、宮廷画も閻立本等のように、政治や国威を表現するものが多かった。
安禄山の乱以後、唐は衰退して、絵画は政治に関するものが少なくなり、仕女画が興った。
張萱等の宮廷画家は仕女画で名高く、宮中の庭や鞍馬(戦争や旅に出る馬)でも天下第一とされた。
張萱が描く仕女の「朱色のぼかし」と「豊満さ」は、宮廷生活の鷹揚さと多彩な美しさを表現し尽くしている。

虢国夫人遊春図
絹本著色、縦52cm、横141cm

唐の天保年間における玄宗寵愛の楊玉環(楊貴妃)の姉、虢国夫人とその侍従が春の行楽に向かう姿を描く。人と馬は動きが少なく、軽くむちを入れながらゆっくり進んでいるようだ。ディティールから現実の生活を描写したもので、筆致は緻密、馬具や人々の服装も唐の最盛期の流行と一致する。唐代の上流社会における有閑階級の女性たちの享楽的な生活をありのままに表現している。

搗練図
絹本著色、勾金(金による描画)、縦37cm、横145cm

女性が絹地を杵でつく、縫い物をする、皺取りを行う様子が描かれる。画面上の人物は12人、人物の動作や表情はそれぞれ異なり、杵でつく合間に袖をまくり上げる者、巧みに糸を整える者、絹地を引っ張る時に力をこめて体を後ろにやや傾ける者、いたずら好きな少女等によって、作品はリズミカルで陽気なムードであふれている。
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