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鄭板橋(鄭燮)・荊棘叢蘭図 /中国美術史・大師原典 上製
中信美術館/橋本健太 訳
出版社:中信出版日本
出版年:2019年02月
コード:      ISBN/ISSN 9784909874108
 
価格 3,300円
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鄭板橋、天下に名だたる「揚州八怪」の筆頭。
作品には必ず題詩を掲げ、「詩は無形の画、画は有形の詩」と語る。
蘭や竹、岩を描き続け、「竹や岩、得も言われぬ美しき蘭が一体となって織りなす空気は、天地と公明な気力の間で掛け合いをするようなものだ」と語った。
官を辞して書画を売る生活をし、それについては「今はやせた竹を写し取る暮らしだ。官の冠は投げ捨ててしまった」と語った……。

荊棘叢蘭図
紙本墨筆、縦32cm、横508cm

本作品は作者自身の言葉を借りるならば、まさに「満幅は皆君子なり」で、蘭や竹、岩を描き、蘭と竹の高潔さと高尚な鮮やかさを悠然と表現している。蘭の葉は豊かに生い茂っているが、入り組んだ枝は秩序があり、確かに多く見えるが決して乱雑さはなく、疎密が適度に混じり合い、墨の濃淡の落差も絶妙で作者の筆遣いの高度な制御能力を体現している。蘭を君子に、荊棘を小人に見立て、蘭や竹への愛を表すと同時に、徒党を組んで悪事を働かず、泥沼から出ても染まらず、卓越した存在であることを暗示する。腐敗した官界に身を置き、あらゆることを我慢して事をまるく納めようとしたが、いかんともしがたかった作者の痛切な実感がひしひしと伝わってくる。
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