惲寿平・百花図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874092 |
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惲寿平、号は南田。「常州画派」創始者。 輪郭を描かず直接花葉を淡彩または墨で描き、「没骨法」を独創した。 花は色鮮やかに香りを発し続けるかのおようでなければならないと主張、清代の花鳥画復興の立役者。 史料には「最近は江南江北を問わず、流派という流派が南田でないものはなく、……遂に「常州派の長(頭領)」と呼ばれるようになった」と記載された。
百花図 絹本著色、縦42cm、横649cm
本作品は花々がその美しさを競い、香り立つような鮮やかさがあって、自然による造形の美をこれでもかと描き、観者に息つく暇も持たせない、惲寿平の画家人生最高の自信作である。南田(惲寿平)の没骨による花はあでやかにして低俗ならず、うららかにしてますます清らか、仙女が如く俗をはるか離れ、遠き時代の(没骨を確立した)徐崇嗣であっても及ばず、天賦の才の秀逸さは実に1000年に1人の存在である。巻末で石谷(玉翬)はしきりに高く評価し、後書きで称賛してこの作品を盛り立てた。
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