李鱓・冷艶幽香図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874078 |
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李鱓は、「揚州画派」における写意花鳥画の代表的人物である。 青年期に宮廷に奉職し、精巧な画風であった。後に指頭画の巨匠高其佩に学び、写意を尊んだ。 石濤の筆法も研究し、破筆潑墨で絵画を描くようになって、作風を大いに変えた。 草花、樹木、日常の用具、蚕の類を1つ1つ絵にしたため、水墨がえも言われぬ趣を持つようになった。
冷艶幽香図 紙本著色、縦34cm、横361cm
梅、蘭、鴛鴦(オシドリ)、小鳥、蓮等を描く。作品は運筆が奔放で、墨と細筆で植物や岩の輪郭を取り、筆さばきは思い切りのよさがあり、技巧には奥深さを感じさせ、気の向くままの自由の中に純真さが見える。筆致は緊緩、遅速併せ持って変化に富み、墨の濃淡ぐあいが絶妙で虚実のバランスが取れている。
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