何浩・万壑秋濤図
/中国美術史・大師原典
上製
中信美術館/橋本健太 訳
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出版社:中信出版日本 |
出版年:2019年02月 |
コード: ISBN/ISSN 9784909874061 |
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何浩、明代の高名な宮廷画家。絵画史上「松を描く名手」と言われている。 五代十国~北宋・南宋の時代以来、山の谷間と松を主題にした絵画は数多く描かれているが、谷間が主役であった。 一方、何浩の筆による作品は、谷間よりも松に存在感を持たせている。 全長が5メートル近くある本作品は、100本あまりの松がそれぞれ千差万別の姿で描かれ、情趣に富み、観る者を圧倒する。
万壑秋濤図 紙本筆墨、縦27cm、横448cm
描かれているのは谷間を流れる渓谷の間の松林。巻頭から生い茂る松林が描かれ、画面は水の流れによって隔たれ、水中の至る所に孤島が形成されている。前半に描かれた3つの島には松樹に葉が青々と茂り、鮮やかに生長する姿を表している。後半に描かれた島では、水気を含んでぼんやりとした景色の中に松樹が見え隠れする。
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