沈周・青園図 盆菊幽賞図
／中国美術史・大師原典
上製
中信美術館／橋本健太 訳
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| 出版社：中信出版日本 |
| 出版年：2019年02月 |
| コード： ISBN/ISSN 9784909874054 |
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＜品切＞
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沈周、明四家の筆頭。「明朝第一」の画家と称される。
名門家系の出身だが、代々呉門に隠居しており、豊富に書画を収蔵し、一生科挙とは縁がなかった。
宋元の名書画に遍く触れて理解することによって、太い筆線による水墨画という新しい独自の作風を作り上げた。
書の情緒を主とする文人画を発展させ、呉派の祖となった。
青園図
紙本著色、縦１９ｃｍ、横１８９ｃｍ
湖や山の秋景を描く。本作品の配置は厳密でバランスがとれ、部分的に変化を織り込み、画面の景物に不規則な趣を持たせ、読書人の美しく静かな情緒を醸し出している。運筆は、毛がすり減った筆の穂先を立てて、画の中央を通過させる方法を多用し、輪郭線、皴（しゅん）、かすれ、点を有機的に組み合わせ、実の中に虚を求める。
盆菊幽賞図
紙本著色、縦２４．５ｃｍ、横８６ｃｍ
秋の郊外で菊をめでる情景を描く。亭と呼ばれるあずまやで３人の人物が座って酒を飲み、くつろいだ様子、その傍らで子供が１人、酒壺を持って立ち、主人の言いつけを待っている。亭の後方の柳は風を受けてなびき、水を隔てた対岸には数本の老木が生えている。景色は簡素で素朴、配置もまばらではっきりとしており、心地よい風景で秋の爽やかな趣がある。
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