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島嶼研究ジャーナル 第9巻1号
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出版社:島嶼資料センター/内外出版販売 |
出版年:2019年11月 |
コード: 144p ISBN/ISSN 9784909870100 |
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今号の論説は、一般社団法人太平洋協会理事長である小林泉大阪学院大学教授による、日本の約30年間にわたる南洋群島委任統治について論じた「南洋群島と日本による委任統治」、および8巻1号に引き続き掲載する「北方領土問題の歴史と諸権利(3)」である。
インサイトでは、竹島領有権紛争に利用される小笠原諸島の帰属と地図をめぐる話が全くの架空であると証明する「小笠原諸島のいわゆる林子平恩人説と竹島」、最近の中国原子力潜水艦の領海侵入について法的問題点を挙げた「潜水艦の領海における潜水航行-中国の原子力潜水艦事件-」、平時における潜水艦の諜報活動と海洋法について豊富な例を挙げて検討・分析を行う「虎の口に頭を突っ込む(1)-領海内の潜水艦による諜報-」の3本。
コラムでは、内閣官房の「領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会提言」(2019年7月)「内外環境の変化を踏まえた発信強化の実践のために」を掲載した。また、国際事例として、インド洋に浮かぶモーリシャス共和国とチャゴス諸島の分離(1965年)について紹介する。
目次 1 論説 南洋群島と日本による委任統治試し読みする 小林泉 北方領土問題の歴史と諸権利(3)試し読みする 高井晉
2 インサイト 小笠原諸島のいわゆる林子平恩人説と竹島試し読みする 塚本孝 潜水艦の領海における潜水航行―中国の原子力潜水艦事件―試し読みする 三好正弘 虎の口に頭を突っ込む(1)―領海内の潜水艦による諜報―試し読みする ジェームス・クラスカ
3 島嶼問題コラム 領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会提言 内外環境の変化を踏まえた発信強化の実践のために試し読みする 高井晉 国際事例紹介(3) 1965年のモーリシャスからのチャゴス諸島の分離の法的帰結に関する勧告的意見(国際司法裁判所、2019年2月25日)試し読みする 下山憲二
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