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訓読と漢語の歴史
上製
福島直恭
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出版社:花鳥社 |
出版年:2019年02月 |
コード: 284p ISBN/ISSN 9784909832030 |
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訓読文はどのように成立しどのような変遷をたどったのか なぜ昔の日本人は、中国語の文章や詩を翻訳するときに、「ちょっと違った感じのする日本語」にしたのか。 訓読文を語るときに欠かせない、漢語についても詳しく説明――漢語とは何か、どのように日本語の中に入ってきたのか。 漢文の授業が苦手だった人も楽しめる「ものがたり」。
目次: 本書を読んでくださる方へ 序章 本書の基本的立場 1 「歴史」ということばの捉え方 2 訓読と訓読文についての研究 3 本書における言語と文字の関係 4 本書の構成 第1章 訓読についての基本的説明 1 「訓読」とはどういうことか 2 訓読のプロセス 3 訓読の過程における2種類の制約の再確認 4 訓読行為の主体 第2章 他文化受容の一形態としての借用 1 借用について 2 借用語としての漢語 3 漢語借用のはじまり 4 その後の漢語 第3章 漢語の受容と日本語の変化 1 借用語の定着度について 2 訓読文と漢語 3 中国語の単語を借用するための工夫 4 漢語使用の広がりと漢語の違和感の軽減 第4章 訓読文体の確立と訓読文の表記の変遷 1 訓読の定義再論 2 書記言語としての訓読文 3 訓読文の表記の変遷 第5章 訓読文の変遷と終焉 1 訓読文とその他の言語変種 2 その後の訓読文 3 訓読文の終焉 第6章 漢語が仲立ちした書記言語の交替 1 訓読文と標準日本語の漢語使用調査 2 訓読文における漢語の使用率の高さ 3 近代の標準日本語における漢語使用 4 調査結果のまとめ 終章 まとめとひとつの問題提起 1 まとめおよび本書の意義 2 ひとつの問題提起 注 参考文献 索引
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