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漢詩・漢籍の文化交流史 /新・日中文化交流史叢書(一期) 上製
葛継勇/王勇 主編
出版社:大樟樹出版社合同会社/浙江出版集団東京株式会社発売
出版年:2019年06月
コード:   402p   ISBN/ISSN 9784909089250
 
価格 5,500円
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日本と中国の研究者が、専門知識を背景に人や書籍を媒介とした両国の交流をひも解く叢書。主編は、元号「令和」の考案者とされる中西進氏らが編纂の『日中文化交流史叢書』(1995年発行)にも参加した、浙江大学の王勇教授が務めた。
第一期は全10冊で、1冊ごとに一人ないし二人の著者が、自らの研究に関わる内容を記述した。王勇氏に加え、神鷹徳治氏、徳田武氏、陳翀氏、張偉雄氏らが執筆にあたった。
中国有数のブックデザイナー、呂敬人氏の「敬人設計工作室」がジャケットなどのデザインを担当した。「日中」の漢字をベースに制作した図案を各部に配するなど、「日本と中国の交流」をグラフィカルに表現している。

目次:
序文 新川登亀男
まえがき 本書の研究視角と構成
第一章 大津皇子の「臨終一絶」と陳後主の「臨行詩」――江為の「臨刑詩」との関連を中心に
第二章 陳後主「臨行詩」の日本伝来――大津皇子「臨終一絶」の遡源をめぐって
第三章 古代日本における魏徴『時務策』の受容――「魏徴時務策」木簡を手掛かりにして
第四章 日本に伝来した『魏文貞故事』
第五章 『兎園策府』の成立と日本伝来
第六章 『白氏文集』の成立と寺院奉納
第七章 白居易の子孫と『白氏文集』家蔵本の行方
第八章 白居易と楊氏兄弟との交友――円仁の『杭越寄和詩集』将来によせて
第九章 留学僧円載の在唐活動と唐人送別詩
第十章 円珍に贈られた唐人の送別詩
初出一覧
あとがき
主要人名索引
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