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吉野作造と関東軍 満蒙権益をめぐる民本主義と統帥権の相克 上製
藤村一郎,後藤啓倫
出版社:有志舎
出版年:2019年08月
コード:   322p   ISBN/ISSN 9784908672323
 
価格 2,860円
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戦前日本は、軍の外交容喙による権力の分裂という問題を抱えていた。シビリアン・コントロールのほころびが見え、外国駐留軍が存在する現代日本は、これを過去の話として片付けられない。本書は、外地駐留軍としての関東軍とその問題点を追及する政治学者・吉野作造を共に追いかけ、近代日本を変えた満洲事変への道を再検討する。両者の国際秩序構想などを中心に、「大正デモクラシー」をペンで牽引した吉野と剣の力で時代を動かそうとした関東軍との攻防を描き出す。

目次:
はじめに 吉野作造と関東軍
第一章 日露戦争期から第一次世界大戦まで
第二章 第一次世界大戦末の対中国政策とシベリア出兵
第三章 ワシントン会議
第四章 奉天軍閥の危機
第五章 国民革命期の対満蒙政策
第六章 満洲事変
おわりに 「デモクラシー」と軍部
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