現代中国と宗教の役割グローバル化時代への対応
卓新平/三潴正道 監訳/三枝博 翻訳
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出版社:科学出版社東京 |
出版年:2020年06月 |
コード: 256p ISBN/ISSN 9784907051532 |
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政治と宗教の関係は現代世界において極めて重要な課題である。特に、グローバル化した宗教と国家の宗教政策の軋轢は、バチカンと中国政府の関係を挙げるまでもなく、普遍的かつ根源的な問題である。キリスト教宣教師から様々な西洋の科学技術や文化を受容する一方、彼らが先導した帝国主義列強による蹂躙に遭った中国にとってこの問題は、とりわけ国家と民族の存亡に関わると認識されている。氏は、世界史におけるグローバル宗教の光と影を明らかにしつつ、中国の政治と宗教との伝統的な位置関係を踏まえ、いかにしてその着地点を見出すか、その理論的構築に挑んでいる。
上編 「グローバル化」した宗教と現代中国 はじめに 第1章 宗教と政治 第2章 宗教と法治 第3章 宗教と社会 下編 研究論文(「グローバル化」時代の宗教発展状況と中国宗教の現状) 1 現代中国の宗教研究:問題と構想 2 現代宗教現象の認識と再考 3 現代の中国社会の変遷と宗教の再構築 4 宗教と文化に対する現代中国人の理解 5 宗教理解に対する宗教学研究の貢献
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