陶淵明影像 文学史と絵画史の交叉研究
袁行霈/佐竹保子 訳
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出版社:尚新国際出版社/日本出版制作センター発売 |
出版年:2022年03月 |
コード: 264p ISBN/ISSN 9784902769913 |
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文学本体を超え、中国文化の記号となっている陶淵明をめぐる研究への招待
陶淵明および彼の詩文と事跡は、中国の古代絵画によく見かける題材である。陶淵明を題材とするこうした絵画を考察すれば、我々は画家の心にある陶淵明の影像を見ることができ、ひいては、中国文化の記号の一つとしての陶淵明が体現している中国の文人が人生に求めていることや、その美学上の理想、およびそれらが産みだす広範な影響について、探究することができる。陶淵明を物語ることはすでにある文化への帰属を代表し、ある身分への同一化を示し、ある態度への選択を表明する。
目次:
序言 宋代以前の陶淵明に関する絵画 宋人の絵筆における陶淵明 元人の画いた陶淵明 明人の絵筆における陶淵明の変化 明末清初の遺民の絵筆における陶淵明 「桃花源記」をテーマとする作品
結論 付録1 和陶詩とその文化的意味を論ず 付録2 「帰去来の辞」「桃花源記」
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