|
|
|
|
危機管理と論語の知恵
千代田論語の会
|
|
出版社:明徳出版社 |
出版年:2018年10月 |
コード: 242p ISBN/ISSN 9784896198607 |
|
|
|
本書はその管理を中国古典、特に「論語」に求めようとする。なぜなら今がある意味で中国古代と同じ状況にあるからだ。うわさをばらまき、失脚を狙うという時代だった。しかし歴史的には危機管理という点で「論語」を扱ってきた時代はない。創られた当時の目的は言葉だけでは危機が管理出来るものではなかったからだ。現代の日本ではその「論語」が危機管理の書として解釈できる新しい書物に蘇るはずだ。 (まえがき より)
目次: まえがき 「論語」と孔子
【一】組織の危機管理……管理者として 1 反省のしすぎは危機を呼ぶ 謝罪と反省は違う 2 過失や不孝は隠す 間違いを受け入れるのは愛では無い 3 内部告発は身内・仲間の意識管理 ある同窓会 4 人の徳はじわじわ知られる ルーマニアの教会(一) ルーマニアの教会(二) 5 引き継ぎは文字ではなく人から人へ 歴史の受け継ぎ 民放の力 6 やる気のない人には教えない 学問 被災者の意識には二面性がある 7 世の中に濁りは必要 お金に臭気無し 8 人を使う 受けた恩は返す、与えた恩は忘れる 危機報道か正義報道か 9 中華思想を見習え 中国の城郭都市『平遙』 メディアは翻訳業でもある 10 メンバーズシップを磨く パブロ・カザルス命の演奏 11 ユーモアで笑いを取る 国際性 少子化は危機ではない 12 発想は盗み、盗まれるな 新鮮 13 人の価値は集団で決まる 災害の時代に生きる オウム死刑囚執行は恩赦と関係ありか 14 何もしないことも危機管理 自然災害の訴訟
【二】組織・個人の危機管理 ……メンバーとして 1 芸術とスポーツは危機管理の必需品 老人の美 日大アメフトは週刊誌ネタ 2 筋を通す「男気」とは決断力 一個のボタン 3 ぼやきはストレス解消 ぼやきのへーさん 民事裁判は社会的教訓にはならない 4 自然としての山や川を畏敬する 森や川の嫌いな人もいる 過剰反応、風評被害はメディアの責任 5 師に付きなさい ポーランドの友好と友情 危機に関して自治体はメディアの力を利用せよ 6 俗なことは男女とも心地よい 人の悪口は蜜の味 不正とは入り口の公平感 7 全部でなく、まあまあ出来ればよい 笑う論語 メディアは冷静に議論を整理せよ 8 勝負は四〇歳五〇歳、その後は社会に対応せよ 東日本大震災の数少ないメリット 9 辛抱しなければ見えないものがある 見てはいけないもの、見なくてはいけないもの 10 賄賂は正当な社会行為 賄賂は腐敗ではない 11 企業倫理、個人の信条は志操堅固に 『優しさ』とは何か
【三】個人の危機管理……君子の形 1 愚者をよそおう 世間様を相手に生き抜く方法 2 親と子は世代を管理する義務を負う 親が子に与える財産 3 極端ではなく、真ん中ぐらいが上品な生き方 落ちこぼれと浮きこぼれ 4 人には分相応がある 人は平等ではない 5 言う前に動け、動いたら言うな 李君の村 6 自分の形を持つ ある別れ 7 やせ我慢せよ 「大切な用事」前篇 「大切な用事」後篇 8 嘆くよりリセットせよ なぜなぜ症候群 9 外面のいい人とは理想について語れない 感動の涙 10 ひとつの過失でその人を抹殺すると公益の損失になる 『しくじり先生』は集団リンチの生還者
千代田論語の会
|
|
|
|
|